Vorhandensein

※左からA、S、D、F、Space、J、K、L、+キーで操作します。
　プレイ中にBackSpaceキーでリトライ、Deleteキーでタイトル画面へ、
　Shift+Deleteキーでリザルト画面へ進むことができます。
　全体的にタイミングが遅い(早い)と感じる場合、Adjustmentの数値を下げ(上げ)ることで調整できます。
　倍速をあまり上げすぎないことをおすすめします。

[Special Thanks!]
○Typing Art（中井氏）
　タイトル画面でフォント「はんなり明朝」を使用させていただきました。

○百花繚乱
　タイトル画面でイラスト「青」を使用させていただきました。

この花に、想いを乗せて。


多鍵祭'20参加作品です。
285作目の今回は、観月（みづき）らんさんのイベントシーンBGMをお借りしました。
同氏作のヴィジュアルノベルゲーム「空色幻想曲」より。
ピアノとヴァイオリンが奏でる美しい旋律に想いを乗せる感動的な楽曲です。変ニ長調。
本音源では普通に終わりますが実はループ曲で、1ループ約1分21秒。
丁寧な表情付けが行われており、細かくテンポが変わる部分が数箇所あります。実質的なBPMは73〜83。

余談ですが、観月らんさんは作曲のみならず、作詞にボーカル、イラストにゲーム、小説に漫画と、
「創作」と名が付く分野において非常に幅広い活動をされている方でもあります。

9Bkeyで譜面を作ってみました。低難易度1譜面。
美しい楽曲なので、9Bの表現の広さを借りつつ、こちらも丁寧に仕上げたつもりです。
その中に、原作を自分なりに解釈していろいろとニュアンスを含めたりしてみました。
（正直、語るのが憚られるようなこっぱずかしい妄想みたいなものも入っています（汗））
エンディングシーン向けというのもある程度意識しています。


【9Bkey / Fantasia】
難易度名は原作よりお借りしました（幻想曲は「ファンタジア」と読む）。
約1分半、144ノーツと少ない中にいろんな感情を込めた譜面です。

勝手な解釈ですが、本楽曲は3部構成のような形になっていて、
想いを紡ぐピアノ→想いを伝えるヴァイオリン→想いを伝え合うヴァイオリン＋ホルン（＋ピッコロ）、
というような展開をするので、譜面展開もそれに追従し、
ピアノ→ヴァイオリン→混フレというような形で大きく3つに分けて進めています。
ピアノ以外は伸びやかさを表現したい楽器ばかりであり、フリーズを積極的にあてています。
その結果のフリーズ率46.5％。余裕で自作品の過去最高記録を更新してしまいました＼(^o^)／

おにぎりは最後にでてくるフリーズおにぎり1つだけ。
このフィナーレの部分にあるおにぎりには「特別な意味合い」を持たせました。
これも含め、ラストは本作中最も大事な部分だったりします。
そのあたり、裏側を探ってみても面白いかもしれません？

ラスト以外の部分はBPMに合わせた加減速が入ります。
細かくテンポ変化しているものの道中に急激な変化はなく、非常にさりげない部類。
一方ガチで精度を狙うとやや厄介かなという印象です。
譜面としての難所は中盤の混フレフリーズ地帯から入る終盤の呼応地帯。
左右交互に16分が入ってきます。16分といってもBPM83ですが……。
それでもこの譜面の中では手前の混フレも相俟って難しいと思います。
あとは序盤の装飾音符がちょっと難しいかもしれません。


作品としてはさりげないものですが、フリーズ率が過去最高だったり、
多鍵で一部キーのみを使用した作品を除き通常おにぎり数ゼロは自身初であるなど、
いろいろと「初めて」が入っているというのは完全に余談です。