オレンジの約束



楽曲情報 作曲:とっきー氏  HP:- piapro -
作詞:アイロニー氏  HP:- Box of Ironie -
楽曲動画:sm30081668
BPM 時間
226 2:38
難易度 キー 矢印数 目安速度 ツール 備考
Promised ★×29 7ikey 1033+94 x1 28.19 合作(コラボ)


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[Special Thanks!]
mshio
 作品内でフォント「さわらびゴシック」を使用させていただきました。


apoi、izkdicの2名からなるユニット「多鍵図書館」が送る合作第2弾。
多鍵祭'21参加作品です。

楽曲はとっきーさんよりお借りしました。作詞はアイロニーさん。
オレンジ色に染められた帰り道の中、ふたり再会の約束を交わすポップス曲です。
ハイスピードに展開する楽曲に乗せ、「打鍵」「形式」の2種類の構成が混ざり合う7ikey作品をお届けします。

以下各制作者よりコメント。


<apoi> No.116(★×12)

izkdicさんとの2回目の合作です。
多鍵の定義が揺らぐ今日、「多鍵」図書館名義の2作品目は、
滑り込みでギリギリ多鍵の(※要出典)7ikeyとなりました。キー種はizkdicさんの提案です。
私が合作の使用楽曲候補?として「オレンジの約束」を提案したところ、このキーが良さそうとの意見をいただき、
そのままそのキーで制作することに。

完成までにはいろいろな経緯があるのですが……、
その経緯はizkdicさんが書いてくださると思うので私からはおいておきまして(?)、
合作のお相手をさせていただいて感じたことを一つ、書いていこうと思います。

今回の合作で最も強烈に感じたのは、私とizkdicさんの譜面制作スタイルは、対極にあるということですね。
前回の合作では実のところ「私たち、相性悪い……?」と感じることが何度かあったのですが、
今回の合作でその正体がはっきりとわかりました。

その正体は、izkdicさんのことばを借りれば、配置ベースで作るか、展開ベースで作るかということです。
私は自ら認める通り、打鍵感第一を掲げて制作をしており、形式はおまけで付与出来たらいいな〜というレベルです。
一方でizkdicさんは形式を最重視しており、理論的に譜面を組み立てるスタイルをとっている。
気持ちよく譜面を作ったときに重視する要素がまるで違うんですね。

しかしですね、一見両立不可能に見えるこれらの二つの要素は、共存させることができる。
もちろん私の能力だけではまだ融合させることはできませんけどね。
今回のコラボパートはizkdicさんの構想に沿う形で私が素案を作り、それをizkdicさんが修正、
それをさらに私が微修正するという過程を経て制作されています。
このようにそれぞれの得意な部分をもう片方が殺さないように注意しつつ、
同時に得意な要素のエッセンスを散りばめられれば、現時点では辛うじて実現させることができるのだと思います。

今回の合作では形式と打鍵を両立させることに細心の注意を払うことによって、
izkdicさんとの協力をもってではありますが、それを実現させることができるということを確信することができました。
普段から意識をそのように向けて制作してゆけば、いつの日かは独力で実現させることができるのでしょうか。
打鍵感と形式の両立は、最近特に意識しているところでもあります。
いつの日かは独力で……

とまあこんな感じでとても学びのある合作でした。
お相手いただきましたizkdicさん、本当にありがとうございました!
また機会がありましたらぜひお願いします!


<izkdic> No.293(★×29)

apoi「突然ですが合作しませんか」 (2016/11/25 23:45)
izkdic「突然すぎませんかね(」 (2016/11/25 23:47)


というわけでapoiさんとは2回目のコラボ合作と相成りました、izkdicです。

上記の通り、合作の始動はさかのぼること5年前。
apoiさんから文字通り「突然」合作のお誘いをいただいたのがきっかけでした。
その際に候補曲として提示されたのは、当時新曲(2016/11/20公開)だったこの「オレンジの約束」。
apoiさんはマイナーボカロ曲とかを好んで発掘される方ですから、この曲を見つけてピンとくるものがあったのかも。
こういう時に頭の中で合作相手として浮上するというのは大変うれしいというか、光栄なことだと思います。
apoiさんからは12もしくは11Wという提案を受けましたが、僕はこの曲だと7か7iかなぁと感じまして、
最終的にそれが通って7ikey合作になりました。僕はともかくapoiさんは7iをあまり作られないので結構新鮮?

……というところまで進んだのはいいのですが、いつしか合作の話は立ち消え。
途中で何度か話題は出たものの、本格的に再始動に至ったのは2021/4/24。
実に合作始動から4年以上の月日が流れていたのでした。
このタイミングで再始動することになったのはもちろん多鍵祭'21のプレイベント「再」にあやかって、
「再開」やら「再会」やらいろいろ重ねるつもりでapoiさんがいろいろ取り計らってくださったのですが、
この時期は僕のだんおにのモチベーションがどん底に落ちていた時期で、
結局プレイベントには出せず、本祭に向けて進めていくことになった、という経緯をたどっています。
スケジュール関係で振り回しまくったにも関わらず、再々始動のときは快く受け入れてくださり、
その後もこの合作の制作優先度を上げていただいたりと、apoiさんには感謝してもしきれないです。
というか本当にすみませんでした……orz

本楽曲「オレンジの約束」は、とっきーさんによるMAYUオリジナル曲です。
MAYUというのは聞きなれないかもしれませんが数あるボカロキャラのうちの1人です。ヤンデレ女子中学生。
オルガンとチェンバロが奏でるイントロからがっちりハートキャッチされた曲でした。
特にラスサビ後半からが印象的な曲で、そこをどう見せるかという観点でいろいろ考察していました。

さて、前回の合作は15Akeyだったこともあり、可能な配置パターンの多さでゴリ押しできたのですが、
今回は移動に逃げることができない7ikeyということで、apoiさんと僕の作り方の違いが問題になる局面がありました。
apoiさんの譜面は配置重視の感性譜で、僕の作り方とは対極にあったのです。
とはいえ、作り方が対極にあるから相性が悪いというわけではありません。
(むしろこだわりポイントが近いところでバトルになると例外なく沼るので、こだわりポイントが適度に違うくらいの方がやりやすい)
今回は展開を僕ベース、配置をapoiさんベースにすることでそのあたりの折り合いを図りながら進めていきました。

個人パートは1サビと2メロです。
1メロまでの部分でapoiさんの作り方がどういうものなのかはわかっていたため、
1サビではあえて(apoiさんのことばを借りれば)形式重視に突っ切った配置にしてみました。
2メロ前半はかなり悩んだ部分で、1メロでどのパートも少しずつ譜面に使われていたため、どう差別化するか考えた結果こんな感じに。
歌詞に合わせて素直じゃない配置をいろいろと組み入れてみたりとか。
2メロ後半はコーラスとドラムの分離譜。幽かなのに空を思いっきり強調する配置つき(殴)

合作部はラスサビ後半と、間奏的な部分すべてです。
今回は合作談義に初めてDiscordを使いました。通話も使って円滑に進められたと思います。Discord強いなあ。
apoiさんが打鍵吟味のためにエアプレイされてるときの音が中途半端にノイズキャンセリングされて、
一昔前の格ゲーでパンチを繰り出しているような音になっているのがとても面白かったです
イントロも導入としてはかなりいい感じにできたと思うのですが、
譜面としての見どころはやっぱりラスサビ後半からですね。1サビとの対比もありますよ!

曲のテンポが226bpmと非常に速く、中盤以降は普通に長8分や16分が出てくるためかなり忙しい譜面になりました。
フリーズも多めで、程よく運指を崩さないと厳しい配置も。終端判定がゆるめなのが救いか。
最難所はラストです。もっと具体的にいえばアウトロの9〜11小節目です。
読みやすい形でありますがこの速度の24分が出てきます。8分同時も多くこの3小節のAPMはなんと923。
この付近はリズムもめまぐるしく変わるので置いて行かれないよう要注意です。
とはいえ、「めちゃくちゃ難しい」といえるほどの難易度ではないでしょう。僕はフルコン済です。

最後になりましたがapoiさんへ、この度は本当にすみませんでした\(^o^)/
やりたいことが「ありすぎる」というのも困りものです……。
今回はapoiさんの配置構成力に全力で乗っかった結果素晴らしい作品が出来たと思います。
また次の機会があれば、というのと併せて、今回は合作のお相手ありがとうございました。

ちなみに、参加表明コメントで要出典とか書きましたが、
実はapoiさんのサイトのAboutページに「多鍵とは使用するキーが7つ以上かつ7keyではないキーのことです。」と書いてあったり……。

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