トリップスヴォヤージュ / シーフロンティア |
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Music, Lyrics: netuki < Performers > B♭ Clarinet: netuki Trumpet: 颯 Trombone: 倉敷彩瀨 |
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7KEYS |
35 |
EXORBITANT |
1,930 Notes |
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<izkdic> No.380(★×30) 何かと乗り物や海に縁のある選曲になりがちな、Reiageの緑の方で合作魔ことizkdicです。 SKBさんと合作する曲をどうしようか決める相談をしていた時に、 SKBさんから「この曲はどう?」という形で本曲「シーフロンティア」を紹介してもらいました。 最初は展開、伴奏の内容含めすさまじいボリュームの曲だったので圧倒されたのですが、 聴いているうちに脳裏にdecresc.さんが過りました。過去の合作で植え付けられたイメージもあったかも。 その辺のことをSKBさんに話した結果、楽曲がそもそもトリオ曲だったことも相俟って、 とんとん拍子にdecresc.さんを巻き込むことが決定、 何も知らないdecresc.さんがまたしても合作の波にのまれていったのでした。 そんなわけで(?)、今回使用させていただいた楽曲はnetukiさんより、「シーフロンティア」です。 もともと音楽のnetukiさん、イラストの巡さん、動画の零℃さんの3名からなるクリエイターユニット、 「ReMiN℃」の楽曲としてVocaDuo2024(2024/7/1~7)にて発表された曲なのですが、 今回使用させていただいたのは9月14日に投稿された「音声合成ver.」の方です。 ボーカルはずんだもん(NEUTRINO)、重音テト(Synthesizer V)、鏡音レン(VOCALOID)という変わった組み合わせで、 組み合わせもそうですが現代を代表する音声・歌声合成システムが揃い踏みしているのが特徴的ですね。 動画の内容も登場人物も変わっている他、アルトサックスのソロがクラリネットに変わっていたりなど、 単純な「セルフカバー」にとどまっていないのも一筋縄ではいかないポイントとなっております。 作譜の上では、ほぼ全てのパートの伴奏がユニークという有様で、楽曲自体も賑やかなので、 ものすごく工夫のし甲斐がありました。 3人の個性が思いっきりぶつかり合うめちゃくちゃ濃密な作品に仕上がったので、 是非お楽しみいただけるとうれしいです!! 最終的に3人をそれぞれのキャラにあてはめることになりましたが、僕は流れでずんだもん役に。 まあ緑だからしょうがないですね。 自分としては イントロ部の3人の意見を集約した結果僕の想定よりも全体的に上の展開をすることになり、 気付けば1900ノーツを越え、ツール難易度も35まで上がっていました。 ラストに回復があるとはいえアウトロが難しいので体感★1くらいありそうです。 個人パートは2番メロ全般です。とにかく伴奏追いの配置がしたかったのでここをもらいました。 Cメロが裏拍ハイハットおにぎりもあって前半の難所となっています。でも終盤よりはマシ。 伴奏主体の裏方譜面は大好きなので、そういう譜面をつくれて本当に楽しかったです。 その後SKBさんとのコラボパート、さらにdecresc.さんとのコラボパートと続きますが、 いずれも僕パートの流れを引き継いで伴奏主体になっています。 3人合作パートは3か所ありますが、いずれもそれぞれ個人で作ってからそれを見せ合う形式で進めました。 でも3人とも作る譜面が見事にバラバラ。クラリネットソロですらバラバラでした。 そこから通話ベースで3人の譜面をSKBさんを中心にしてまとめていって、今の譜面になっています。 どうにかまとまって本当によかったです。 上のクレジットにある通り、本曲の管楽器は生演奏です。 B♭クラリネットのソロは、楽譜上は装飾音符とグリッサンドを除いて全部16分の範囲にあるのですが、 こちらの譜面では演奏のゆらぎの方に合わせた部分があり、その部分がものすごく不規則になっています。 他にも崩しの24分や縦連、複合トリルなどもあるため、精度を出すのは至難の業でしょう。 総じてスコア狙いは後半全部が難所、クリア狙いならアウトロのフリーズ複合勝負だと思います。 ちゃんと始点判定も実装されているので頑張れる方は頑張ってみてください(闇) 最後になりましたがSKBさん、ならびにdecresc.さんへ、 この度はこのような大きな合作にお付き合いいただき本当にありがとうございました! かくして大海原へと舵を切ったダンおに海賊団ですが、 次の物語の中継点があったらその時はまたよろしくお願いします! |
<SKB> No.98(★×35) SKBです。ラストで取り返しのつかない癖がついてAPに失敗しました。 曲が良すぎるので作るかどうかはともかくみたいな感じで提案したら、気がついたら3人合作になっていました。 これが海賊の力か… かなり合作パートが多く、制作に時間がかかった印象でした。 2人合作パートですら意外とまとまりづらいところで3人合作パート3回ということで、 なかなか気合の入った譜面なのではないかと思っています。 自分が画面を映して配置をごちゃごちゃいじっていたので、けっこう自分好みの配置にしてしまった感はあります。 7key中級譜面としてはよく出来ているのではないかなと思うので、ぜひプレイしてみてください。 |
<decresc.> No.366sp(★×35) 皆様どうもお疲れ様です。 ダンおに海賊団のコック担当を自称しているdecresc.です。 ちなみに中華料理しか作らないそうです。 さて私としても初めてとなります3人合作でお送りした本作、 皆様いかがでしたでしょうか。 ことの起こりに関してはおそらくizkdic様から語られていると思うので それ以降のことだけを説明しますが、 もともとお二人で進められていた合作の話から 曲を聞いて急に「こいつも入れよう」となって話を振られた形であり、 それを聞いたときは単純に意味がわからず困惑していました。 いや曲を聞いて私が浮かんでくるってどういうこと?って。 その後も大まかな話の流れを聞きつつ、 結局なんで自分なのかがいまいちわからないままではありつつも、 3人合作は初めてとはいえ、2人とそれぞれの合作経験はあるわけですし とりあえずやる分には問題ないですよと話を許諾したのですが、 曲の共有を受けた瞬間全て合点がいきました。 その時心から出た本音が、表明コメントのアレだったりします。 というわけで本作は、前から船に乗っていて 航海を続けていたものの、 前回海に沈んでそれ以降しばらく音沙汰なしだった我々Reiageが、 新たなメンバーを加えて再び浮上した冒険譚の一幕ともいえるかもしれません。 なるほど大航海時代ですね。 譜面自体は、ソロ部分・メンバーそれぞれとの合作部・3人の合作部が 入り交じる構成となっており、先述の通り2人合作自体は経験があったものの、 3人での合作は初めてだったのでここに関してはだいぶ新鮮な体験でした。 全体的には3人でそれぞれ素案を組んで それぞれを組み合わせて構成していくという形だったのですが、 結構自分の譜面だけ構成要素が異なっていたり、 3人がそれぞれ鳴っている音を違う認識で捉えていて そこでぶつかって話し合う必要が出るなんて場面も多く。 このあたりは普段の私の7keyの製作経験の薄さとか、 音取りのいい加減さがもろに出てしまったなと 感じることが非常に多かったです。 中でも明確に音階の変化がわかりやすい部分を その音階の高低と真逆に配置する大ぽかを何度もやらかしているのは いよいよ救いようがないと我ながら思います。 結果としてはその自分の要素も含めて各パートにきれいに 入り混ぜてまとめてもらっていると思います。 やっぱり私の要素を感じられるのはフリーズの使い方とかでしょうか? 最後まで他力本願なのはマジでどうかとは思うのですが。 是非プレイして感じていただければ幸いです。 その他の担当部分としては見た目の演出面をいつものように担当しました。 歌詞表示や色変化は例によってizkdic様に丸投げしていますが、 それ以外の画像を使った部分は私の担当です。 今回は今までと違ってだいぶ独自な要素が多く、 自分の技量の限界などもありだいぶ簡略化こそしているものの、 3本のセイバーが重なる旗を揚げるところなどはそれっぽいのではないかなあとは。 よくよく見ると結構過去作品のCSSモーションを丸ごと引用したりしてますが、 そこは気にしないであげてください。 あと難易度名やジャンル名で使われている「Trips」も自分の発案だったりします。 この「Trips」は文字通り3人合作であるということや、 旅行を意味する「Trip」などともかけているのですが、 それに加えてポーカー用語としての「トリップス」ともかけていたりとかします。 最近ダンおに業界の一部でポーカーブームが起きていることは ご存じの方も多いかと思われますが、 今回のメンバーは全員ポーカープレイヤーであるいうこともあり それにちなんで発案しています。 私はあくまでルールをかじった程度で全然上手くはないのですが。 具体的には世界でもっともスタンダードなポーカーの ルールであるテキサスホールデムにおいて、 (各プレイヤーに2枚ずつ手札が配られ、全員に共通のカード5枚と合わせて手を作るルール) 「共通カードに同じランク(数字)のカードが2枚出て、 それと同じランクのカードを1枚手札に持っていることで 完成するスリーカード」のことを特に「トリップス」と呼ぶことがあり、 元々2人で進めていた合作の話に追加で1人私が入ってくるという意味では それっぽいのかなと思いまして。 まあ今になって考えれば 「むしろそれはセットのほうが近いのでは」とか思ったりはしたのですが。 (手札に同じランクのカードが2枚ペアで持っているところに 共通カードとして同じランクのカードが1枚落ちたスリーカード) でもそれだと語感的に締まらないでしょ。なんて。 とまあ、そんな感じで。 私としては前代未聞だらけの合作でしたが、 かけた期間も話し合った時間もとても長く、その分質の高い譜面に仕上がり かなりの力作になっていると思います。 是非いろんな目標を定めて、プレイしていただければ嬉しいです。 事の起こりを思い出すとネタ感にあふれていた本合作でしたが、 最終的にはきれいに仕上がって本当に良かったと思います。 お二人には改めて、こんな奴にお声掛けいただきありがとうございました。 きっと今後も航海の機会はあると思いますし、 そのときはどんな旅路を描いていけるのか、今から楽しみにしております。 |