Vorhandensein
ここは主にizkdicの制作したリズムゲーム、
「Dancing☆Onigiri」を公開しているサイトです(現在工事中)。
ここのスペースで何かやりたいけど考え中です。
Last Update: 2024/09/16
更新履歴
2024/09/16(月) [→Log]
新PCからこんばんは。改めまして多鍵祭'24、お疲れ様でした。
今年も無事、お盆休みを消し飛ばすことができましたね(白目)
例によってスタッフとして、Adjustmentの調査や投下順策定などで暗躍していました。
とはいえ、実際のイベント運営全体の作業量からすると、僕の担当って多く見積もっても2割とかその程度なので、
やはりティックルさんは偉大なのだということを痛感する次第です。
制作者としてはこのイベントに10作品提出しました。内事前飛び入りが1、通常飛び入りが1。
個人作が1つ、パッケージ企画参加が2つ、持ち寄り合作が1つ、リレー合作が3つ、コラボ合作が3つです。
概ね平常運転ですね。僕としてはもう少し個人作を増やしたいのですが、
Discordにいるとひょんなことから合作が生えたりしがちで、
それですぐに自分のスペックギリギリになってしまいます。
そんなわけで、今回も恒例のあとがきタイムです。
前回や前々回と比較すると作品数が少ないのでボリュームダウンすると思いきや、
なんか変なものがくっついているので割といつも通りな分量になってしまいました(殴)
以下、目次です。
01. 夢でまたあえたらなあ
02. 9Akey Package
02-1. 企画統括
02-2. ぴこぴこネットワーク
02-3. Sugar Plum Fairy
03. 鏡の国のアリス症候群
04. 「謎」
05. カナリア
06. Kyandy Shop
07. 2024新宿オフについて
07-1. 前書き
07-2. Day 0(6月21日)
07-3. Day 1(6月22日)
07-4. Day 2(6月23日)
07-5. Strawberry Walk
08. 夜明けの舟出
09. ミラージュ・ルージュに沈んで
10. イベントについて
10-1. イベント統括、投下順について
10-2. アリーナバトルについて
10-3. スピードツイスターについて
10-4. お気に入り作品について
No.362「夢でまたあえたらなあ」(最終部、投下番号80)
SKBさんとの11回目の合作でした。
以前の作品のあとがきでも述べている通り、
SKBさんが3回目の合作「FABRiC」に書かれたコメントがきっかけになり、
その後もなんやらで毎回違うキー種による合作が続いてしまったことから、
9回目の「Swifter Charge!!!!」あたりから意識的に「今まで合作していないキー種」を選ぶようになり、
今回にいたるまで「毎回違うキー種で合作する」ことがiskbic名義の縛りになっています。
これを「古き盟約」と表現していますが、FABRiCもせいぜい2年前の作品なのでそんなに古くはないですね。
(作品ページにも書きましたがこの縛りは次回で最終回となります)
前回8keyか9Bkeyの2択になり、結局8keyが選ばれてしまったことから、
今回は9Bでやることは確定していました。
9BといえばSKBさんの持ちキーであり庭。一方僕は9Bkey Packageもあって前回ある程度譜面を作り、
プレイにも作譜にもある程度慣れたかな、という感じです。
合作曲を考えるにあたって、SKBさんは「割とどんな曲でも9Bの譜面は作れる」ということだったので、
それを踏まえて僕が曲を選んでみることにしたのですが、
その時に念頭に置いたこととして、「ゆのもきゅ」から選曲したい、というものがありました。
というのも、SKBさんは過去に「ゆのもきゅ」から3回選曲をしていて(インドア系→ハッピーライフ→ゆのみっく)、
自分の中でSKBさんと「ゆのもきゅ」が重なる部分が多かったためです。
「ゆのもきゅ」には17曲も収録されているので、この中から自分が選べばどうなるだろうか、と。
ここで、9Bで作ることを踏まえると旋律表現等広く使うのが映える曲の方がよさそう、ということで、
最初に候補に挙がったのが「星降る空のアデニウム」でした。
約4分半という長さもあって個人では手を出しにくそうだし、
間奏にある12分・16分混じりのシンセを拾うのに9Bの広さが合うんじゃないか、と思ったのです。
であれば難易度はある程度高めになるので、ちょうど難易度表の穴になっている☆11あたりが狙えないかな、と。
その辺も含めてSKBさんに共有しました。
SKBさんからは「譜面は作れると思うけどできれば3押しを入れたい」という返答が来ました。
3押しとは3つ以上同時押しのことを指します。以下、「多重押し」と表現することにします。
しかし、僕は多重押しをいれたくない(7keyならまだしも、9Bで多重押しありだとコントロールができない)というのがあり、
ここで「どうしよう」ということになりました。
某大樹なんか、多重押しを入れた結果あんなことになりましたからね。まあ本質は全然違うところにあるけど。
SKBさんからは「一応2押しまでで作ることもできなくはないけど……」とありましたが、
できれば両方が2つ押しまでで作ることに納得できる選曲がしたいと思い、
「ゆのもきゅ」の枠組みを超えていろんな曲を探し回りました。
この間にSKBさんから1曲提案をいただきましたが、その曲は僕の中では7ikeyに結びついてしまったため、
一旦横に措いておくことに。
いくつか曲出しをした後に「ゆのもきゅ」に戻ってきたのですが、
見直しているうちにふと「夢でまたあえたらなあはどうだろうか」と考えました。
アデニウムよりは難易度も下になるし、2つ押しまでで形にしやすいんじゃないかと思ったのです。
「八月の天気雨」というフレーズに惹かれたわけではないですが、雰囲気もいいし、
自分の中で9Bのイメージもあったので、直感で「いけるかも?」と思いました。
結局、
・僕が提示した曲はすべてSKBさんが自然に作ると多重押しが入るので、
2つ押しまでで作るという観点を気にするならばどの曲でもよい
・曲の好みという点だと「夢でまたあえたらなあ」が一番いい
ということだったので、今回の合作曲が「夢でまたあえたらなあ」に決まりました。
大体僕のせいなのですが今回は選曲に相当苦戦していて、
合作の話自体はだいぶ前に(自然発生的な流れで)出ていたのに、
曲が決まって実際に作譜するフェーズに入れたのは今回の僕の合作群の中では一番遅かったです。
結局、ありがたくも概ね僕の作りたい方針・難易度に合わせてもらえることになったので、
冒頭合作部のベースとその後の個人パートを作ることになったのですが、
ここで僕が冒頭合作部で無意識にやらかしてしまったのが「9Bkeyの7+2key化」でした。
9Bの端のレーンは小指を使うという特殊性もあって、おにぎりと同列とまではいかないものの特殊ノート扱いしがちで、
合作部もそういう配置になってしまっていたんですよね。
端を特殊ノート扱いする作り方もあるけど、今回の合作ではそういうのにはしたくない、というのがSKBさんの見解で、
それについては僕も同意見だったため、その部分については大幅なてこ入れが入ることに。
その後の作譜は非常にスムーズでした。特にSKBさんがベースを作ったところが顕著で、
素案レベルで「izkさんが好きそうな構成にしました」みたいなことをされるとそれはもう刺さるんですよ。
いくら好きそうな配置にしたからといって、それが必ず刺さるとは限らないというのが普通ですが、
SKBさんはその点については実績があるので問題なく刺さりました。それはそう、という感じです。
個人的には、「僕の譜面の好みが非常にわかりやすい」ということを踏まえても、
しっかり刺さる配置を狙って作れるのは特殊能力だよなあと思います。
そんなこともあり、SKBさんとやった過去の合作の中ではお茶会と並んでスムーズに作譜が進みました。
本格始動が僕の全合作中一番遅いのに、完成が一番早いところからも一目瞭然。
僕が3番メロで追っているグロッケン的な音の装飾に48分のところと64分のところがあったので、
FUJIさんエディタに移して前者を2F、後者を1Fずらしに統一するなどの追加作業こそありましたが、
こんなにスムーズに進むとは思わなかったですね。
僕もSKBさんも特に中難易度帯では展開性を重視する傾向があるので、
そういう意味では相性が良い選曲だったのかもです。
全体的に難易度展開や空白の入れ方は僕寄りで、個々の配置回しはSKBさん寄りの内容になりました。
曲も相俟ってとてもいい雰囲気にできたので、お気に入りの合作です。
表明コメント「古き盟約(そんなものはない)に従い、11回目の未出キー縛り合作をお届けします。」
このセクション冒頭で述べた内容に基づいています。
ちなみに次回の表明コメントももう決まっています(殴)
作品コメント「まわる合作 めぐるめぐる多鍵祭 終わることはない、いつもいつもそう思うの」
2番Aメロの歌詞改変です。SKBさん案。
ちゃんと曲に合わせて歌えますが、その内容はティックルさんやapoiさんに圧をかけるものになっています(^o^)
難易度名「Wish」
選曲に次いで決めるのに難儀したのがここです。
Yunomiさんの楽曲は和のテイストを含みつつ、全体的には明るいものが多いのですが、
その中には歌詞が明らかに暗い内容のものがあります(この曲もしかり。ハッピーライフとかも結構すごいです)。
この曲だと明示こそされていませんが少なくとも「あなた」はもういないし、
解釈によってはもう世界が滅んで(「僕」しかいない状態になって)いる、とみることもできるかもしれません。
そういう曲だということもあり、難易度名は慎重につけざるを得ませんでした。
Wishには「(実現の可能性が低いことを)望む、願う」というニュアンスがあるようで、この曲にはぴったりだと思います。
「Prayer」(祈り)という案もありましたが、そっちはなんか11key★14って感じがするのでやめました(風評被害)。
方向性を決めてPrayerという案を出したのがSKBさんで、そこからWishに繋げたのが僕です。
「9Akey Package」(第3部)
apoiさん主導のキー限定パッケージ企画の3回目です。
今回はDiscordサーバでのアンケートを利用してキーが決められました。
8、9A、11L、14の4択でしたが、投票締め切り時点で9Aと11Lが同数と競っており、
最終的にapoiさんの裁量で9Aになることが決まりました。11Lは次回やるそうです。
9Aは9Bや17とは異なり、「かつては制作されていたキー」という側面が強いです。
実際、現在プレイ可能な譜面を集めたメジャー多鍵データベースに掲載されている譜面数が188なのに対し、
作品一覧で検索すると合作等の重複を除外しても300ほどの譜面が登録されています。
作品一覧に載っていない譜面もあるはずなので、その観点でも事情が違うのがわかります。
また、9Aは特定の難易度の譜面が著しく少ないという弱点を抱えています。
閏年合作で9Akeyの☆1と☆4が少ないことに触れて補充しましたが、
一番問題なのは9Akeyの難譜面(特に☆12+の超難)が少なすぎることでしょう。
9Bkeyと比較すると、イベント開幕時点での難易度表の☆12+の収録譜面数は(左が9A、右が9B)、
☆12+(易):7 vs 10
☆12+(普):13 vs 15
☆12+(難):7 vs 13
☆12+(超難):1 vs 7
となっていて、明らかに9Bに比べて不足しているのが分かります。
2022年9月25日までfunkascape [Danmaku]が収録されていた事実も見逃せません。
(9key系の難易度表は第2期難易度表発足時=2014年3月=に追加されたため、
実に8年以上にわたって掲載されていたわけです)
多鍵祭'22で公開されたEXILE [Another]に代わる形で同作は☆12+(超難)としての役目を終えましたが、
EXILEはEXILEで問題があり、難の面々に比べて著しく難しいわけですね。
難は全部クリアしているけどEXILEは無理というプレイヤーが続出(やや誇張表現)し、
結局難と超難の間に相当する難易度も慢性的に不足しているのです。
このあたりの事情は概ね「9Akeyが制作されていた時期」に由来するものだと考えられ、
現在ほど全体的なプレイヤースキルは高くなく、さらにFlash作品の移植も進んでおらず。
decresc.さんが多鍵搭載作品には9Akeyを毎回3譜面付けているものの、
このレベルの譜面が出てくることはめったになく、出たとしてもゲージが緩いという問題があります。
結局、9Akeyは「譜面はあるが譜面しかない」というような状況だったため、
数々のマイナー多鍵を差し置いての抜擢も已む無しといえるでしょう。
9Akey Packageの効果で少なくともEXILEと同格か、それ以上の難易度の譜面が2つ、
現行難と現行超難の間の難易度の譜面が3つ(※)発表されたので、9Akeyの環境の大幅改善が見込まれますね。
(※)ぷろろーぐさんのAtlantic Blue -Stage 5- [Extra]も含んでいます。
今回の企画には11名より、17作品34譜面が集まりました。
人数こそ前回と同じですが、2作品提出した制作者が増え、
作品数が14→17に、譜面数が26→34にボリュームアップしました。
また、3分前後のやや長めの作品も多く、全譜面のプレイ時間合計は84分に及びました。
僕も2作品出した他、企画内部で少しだけ関わりました。
Adjustmentの値が適正(僕基準で0で合う)かどうかの確認と、企画内難易度表記のクロスチェックです。
企画内難易度については一旦現行難易度表基準で評価した上で、
それをバランスを考慮しつつ振り分けるような形で構成されています。
大まかな基準は9Bkey Packageと同じですが、
・ぴこぴこネットワーク [Picopico]と夕暮れは☆9上位程度だと思われるが、★5になっている
・妖精さんこんにちはは☆11上位〜☆12下位程度だと思われるが、★6になっている
・ナラクニサクハナ [Heartsease]は☆7下位程度だと思われるが、他の★4がこれより難しいため★3になっている
など、若干変動している部分があります。
企画内難易度表記は2人で確認したことになるので、結構正確なんじゃないかと思います。
曲順は時の流れを考慮しつつ随所に小ネタを挟むような形になっていて、
1から順番に遊んでいくとラストが本当にエンディング感あってとても趣深かったです。
ぶっちゃけこれが出来るならイベントの投下順も普通に作れると思います。
あいすさんの「やみすぎちゅうい」が僕の作品の直後に置かれているのが、
「闇スコアタでやみすぎちゅうい」という意図だったとしたら盛大に拍手を送りたい。
No.363「ぴこぴこネットワーク」(第3部、投下番号41)
そんなわけで参加作1つ目です。
なんやらで今回の選曲は悩ましかったというか、中々決まりませんでした。
前回のIrisのような「確定している候補」もなければ、
前回のあとがきには書かなかったのですが「選曲の裏テーマ」みたいなものもなく。
(前回は「選曲の裏テーマ」があり、えだまめ88さんの曲を選んだのもそのテーマによるものです)
さらに、最初「9Aならこの曲かな?」と目星をつけていた曲が、
実際に詳しく聞いてみると到底譜面として形にできなさそうな曲だったりして。
そんなわけでいろいろ考えた末に、
「マツヤマ マキさんの曲から1つ選ぶ」
という謎の条件が生まれました(何)
氏は'23 Winterの一連の流れの時に知った方の1人で、作られている曲は配信向けの曲が多く、
音ゲーという観点では苦しいですが純粋に曲として好きなものが多く、注目していた方でした。
「ぴこぴこネットワーク」はその中では賑やかで、メロがリズミカルなのもあり、
作譜するならこれかな、と目星をつけていたのですが、
6楽段中4楽段が主題という繰り返し要素が厳しいかなあという懸念が。
伴奏で変化を付けるのも難しそうだったので、単純にいけるかどうか不安でした。
(左右に分かれている音や混フレしやすそうな音があるので、作れさえすれば9Aという形には合うと思いました)
ちょうどそのときにSKBさんと通話していたのですが、その辺の内容をぼやいたときに、
「でもどのみち決めないと先に進みませんよ」といい感じに発破をかけていただきまして、
それに後押しされる形で「じゃあやってみるか〜〜〜」となったのでした。
実際に仮組したらイントロ部分が面白く作れて、その勢いに乗って繰り返しも意外となんとかなったので、
とりあえずやるだけやってみる(実際にアクションを取る)のは重要だなあと痛感しました。
リズミカルなメロディが作譜のきっかけだったので、主題は全部メロ+αにしようと思い立ったのですが、
これも意外と(難易度バランス含めて)なんとかなりました。4回目が一番難しい想定です。
その代わり密度がすごいことになってしまったのですが致し方なし。
総じてこれくらいの速度で16分主体の物量譜面という、中々ありそうでない譜面が出来上がったのです。
主題の構成についてはむしろNormalの後半の方が困りました(謎)
さて、恒例の★1枠についてですが、ぶっちゃけ要らんといわれれば「それはそう」です。
再三「この手のパッケージ企画には最低1つ初心者でも触れるくらい簡単な譜面があるべき」と言っていますが、
実際はそんな初心者はいないからです。というのも、他音ゲーorだんおにの他キー種を少しでもやっていれば、
最初からもう少し上の難易度にチャレンジすることができるはずだし、そのほうが練習になるからです。
また、仮に今回僕が★1枠を作っていなかったらやみすぎちゅうい [Light]が★1に落ちてくるだけなので、
「企画内に★1がない!」なんてことにもなりません。
ではなぜ作るのかというと、それは単に僕の趣味であり、僕が出したいものを出しているにすぎません。
僕はこういう作品を出したいのです。高難易度は任せました。
あと、僕の作品には僕のスコア機構を搭載してもらっているので、
この手の難易度の譜面にも「闇のスコアタ」という遊び方があります(良し悪しはさておき)。
毎度ながら不毛なスコアタにお付き合いいただき本当にありがとうございます(一方向を見ながら)。
そしてそのせいで毎回トップバッターになってしまい、すみません。
とはいえ、低難易度なりの見どころを用意しているつもりではあるので、その辺を見ていただけるとうれしいですね。
今回だと後半に出てくる片側4分3連の連続とかがアピールポイントです。
9Aは運指上の対称配置が見た目対称にならないという特徴がありますが、
逆に見た目対称っぽくないのに実際の運指は対称になっている、みたいな趣向を入れられたかなと思っています。
難易度名「Easy / Normal / Picopico」
3難易度に対しEasy、Normal、(曲名由来)という、僕がめちゃくちゃよくやるパターンです。
Normal、Hard、(曲名由来)とか、2難易度に対しEasy or Normal、(曲名由来)というのも幾度となくやりました。
No.364「Sugar Plum Fairy」(第3部、投下番号44)
参加作2つ目です。
ぴこぴこネットワークとは異なり、こっちは最近知った曲というか、
パッケージ向けに選曲どうしよう、といろいろ巡っている時に知った曲です。
この曲についての大きな特徴は、作編曲にSunoを使った「AI作曲である」というところでしょう。
近年のAI技術の進歩は目覚ましく、
もはやほぼすべての「創作」にAIが実務レベルで活用できるようになっているんじゃないか、とすら思います。
(パズルみたいなルールベースの創作は苦手かもですが)
作曲AIはIllegal Vinylを作譜した2017年の時点で既にJukedeck等がありました。
この時はせいぜいジャンル、雰囲気、長さ、テンポ等の指定しかできなかったと思うのですが、
今となってはテキストから音楽を生成したり、スタイルを指定するにしてもめちゃくちゃ柔軟にできたり、
さらに自身のオーディオファイルを学習させて生成したりみたいなこともできるようになっています。
Pixel Pulse Productionsさんが公開されている楽曲は(執筆時点では)すべて、
・作曲、編曲はSuno(すなわち生成AI)がやる
・↑を氏が耳コピで再現し、細部に対して調整を行う
というプロセスで制作されています。
これにより、Sunoの弱点とされる音質の問題を改善し、非常に聴きやすい音楽に仕上がっているのです。
これは、生成AIの利活用の中では理想的な形の1つなんじゃないかと思います。
創作活動に対してAIを使う点については様々な議論がありますが、
個人的にはアリというか、AIと人がそれぞれの得意な分野で活躍して、
1つの作品を作り上げたり目標を成し遂げたりする、そういう「協力し合える関係」になれたらいいんじゃないかと思いますね。
もし生成AIがだんおにの譜面を作れるようになったなら、AIとの合作とかだいぶやってみたくあります。
(このあたりの考え方は人によって大きく違うので、あくまで僕はこうだという程度にお考えください)
そんなわけで、その辺の考えや、
Pixel Pulse Productionsさんの試みをアピールと言うか発信(?)したかったので今回の選曲になりました(何)
だいぶ語弊がありますが、氏がリリースされている曲から選ぼう、と思ったきっかけがそれなのでそんなに間違ってもなかったり……。
「Sugar Plum Fairy」についてはやはりプレビュー音源の後半に出てくるあのフレーズです。
あそこがリスナー的にも作譜者的にもものすごく魅力的だったので、この曲で作ってみることにしました。
曲全体の雰囲気も元気な感じというか、「リズムに乗れる」感じで好きでしたね。
一方楽曲自体は特に主題の繰り返しが多く、その部分に対して「楽曲側から大きく差別化できる要素」もなかったので、
そこをどういうふうにうまく作っていくかが焦点の1つになりました。
ぶっちゃけ主題以外の部分は概ね作りやすかったです。割とああにしかならないみたいな。
難易度についても見せ場になるところの構成がはっきり決まっていたので、
特に迷うことなく全体の難易度を設計することができました。その面ではやりやすかったですかね。
メインフレーズの2回目(上位譜面で変速が掛かるところの直後)のみフレーズラストの形が違うので、
そこのタムを見せるためにリズム寄りにしましたが、
逆に言えばそれ以外のメインフレーズは大抵主旋律ベースです。
主旋律がいろいろと強いので他にとれる選択肢がががg
もう1つ厄介だった点として同じフレーズでも細かいところが違う、というパターンが多かったところがあります。
たとえば、主題についてはリードメインのところは装飾は32分5連なのですがそうでないところは32分4連だったり、
リードメインのところで分かれていない音がそうでないところでは分かれていたり(4小節目ラストです)と、
割と「どうしてこうなった」感が強かったですね。
特に後者は、リードメインのところで縦連をやめるとものすごく物足りなかったので、
音としては8分でつながっていますが譜面では縦連にしていたりなどしています。
一番やりたかったところ、こと主題後半のあの縦連地帯についても、
「分かれているのか分かれていない問題」は牙を剥いてくることになりました。
ものすごく低速かついろんな再生方法を駆使して検証した結果、
1回目は「2小節目が分かれていて6小節目がつながっている」、
2回目は「2小節目がつながっていて6小節目が分かれている」という、
ここでも「どうしてこうなった」感の漂う内容に。ここはこの通りの形で譜面に反映しています。
結局、やりたかったことがしっかりできたので中々満足のいく作譜になりました。
個人的には下の難易度もきれいに作れたと思っているので、
こちらも遊んでいただけるととてもうれしいですね!
難易度名「Easy / Candy」
plumとは李(すもも)のことですが、そもそもシュガープラムフェアリーというのが、
くるみ割り人形に登場する「金平糖の精」のことを指すので、
金平糖からの連想で「Candy」という難易度名になりました。
ただ、ここで安易に「Candy」という単語を使ってしまったため別の作品で苦労することに……。
あとで知ったことですが、そもそも「Sugarplum」に飴玉、キャンディーみたいな意味があるようなので、
これでもよかったかもですね。
No.365「鏡の国のアリス症候群」(第1部、投下番号7)
今回の7chat合作です。
作曲者のEigHtさんは、多鍵祭'23 Winterにてすずめさんと合作するにあたって曲候補をいろいろ探している時に知った方で、
この曲のみならず、どの曲もすごく良かったので大いなる衝撃を受けたのでした。
だんおにでも未出なので、「すごい方見つけちゃった!」みたいな。子供か。
同あとがきにて、
>それからしばらくして、いろいろYouTubeで音楽を聴いて回っていた時に、
>ものすごく僕の琴線と作譜欲に触れる曲を見つけました。
>というか、その方の曲が全体的に完成度が高くてすごかったので、
>その中から2曲、すずめさんに提案してみることにしました。
と書きましたが、まさにこれがEigHtさんだったのです。
2曲提案したうち、「楽曲Aではない方」、すなわちすずめさんから、
「この曲だと7keyとかで発狂したくなる」との評を受けたのが「鏡の国のアリス症候群」だった、というわけです。
そんな経緯もあるので、7key通常、7key発狂の2譜面構成にするつもりだったのですが、
曲が(この手のリレー合作としては)短めだったため、それだと非常に物足りない規模に。
そこで3譜面目を入れることにして、SKBさんとも相談した結果、あとの1譜面は多鍵枠をあてがうことになりました。
であれば、もともと11L想定の合作向けに選んだ曲なんだし11Lかなということで、今回の譜面構成が確定しました。
想定難易度というか目安にする難易度は、
7key通常はいつも通り自分のイメージに合わせてツール20〜30くらい、
7key発狂は前の合作の時に「普通にやったら★14とかいきそうだけど、
合作なら★10くらいに抑えたほうが云々」ということをすずめさんがおっしゃっていたため、
それを踏襲して「上限★10目安」としました。
11Lは、僕が選曲したときは11L★8くらいになりそうな曲という想定があったため、
それに倣って「★8前後が目安」ということにしました。
大まかな構成が決まった後はいつものようにメンバー集めをしたのですが、
これについては他のメンバーになる未来は見えなかったです。特に7key発狂。
4パート構成+僕が参加する前提ならこの3人以外ありえないよね、という感じ。
誰かから断られたら変わらざるを得ませんが、すずめさんはそもそも発狂7を提案した本人だし、
goeさんやchipさんはこの手の合作に誘ったらほぼ毎回参加してくださるので、
その心配もほとんどしていませんでした。
特にchipさんに至っては「合作参加表明RTA」でもやっていたのか、
「今回はこういう7chat合作を企画しているんですけど参加しませんか」というメッセージをDiscordに送った、
その数十秒後に「参加します」と返事が来たレベルです。
Discordではメッセージの投稿時刻は分単位でしか見られませんが、分単位では同時刻でした。
合作の呼びかけで1分後に反応があったケースは過去にありましたが、0分後は初めてのことです。
そんなわけでchipさんが合作参加表明RTAのWR保持者となりました(違)
メッセージはそこそこ長文で、曲の内容や譜面構成、目安難易度についても記載しているし、
そもそも曲を聴くのに3分弱はかかるはずなので、明らかに聴いていないし読んでいないというか、
条件反射で参加表明してから諸々を確認する様が見て取れますね。
この曲は主題のリードが入ってくるところで一気に盛り上がるタイプなので、
あくまで僕目線ではという話になりますが1番手の難易度ってあんまり後ろに影響しないんですよね。
それもあるので発狂7key側は1番手を取って最低限を整え、後は任せた戦法を採ることにしました。
こちらのパート希望アンケートでは誰も1番手に希望を入れていなかったので、
めっちゃ忖度(本来の意味)してもらった感がありました(殴)
その後は16分ハイハットを取らずに同時押しとフリーズで表情を付けるchipさんのナイスパスから、
goeさんの低速ミラー地帯を経てすずめさんが満を持して16分発狂で盛り上げる、
癖こそありますがとてもきれいなリレー譜面になりましたね。
すごいのは難易度だけで、めっちゃ丁寧にパス回しがされたリレー合作となっております。
7key通常の方は、普段と同様にパレート最適解を取ったのですが、
それだとまたしても最初の3パートが「あいすさん→ティックルさん→ショウタさん」という流れになってしまいました。
実はMallon Filleもプラネタリウムガーデンも最初の3パートが「あ→テ→シ」なので、
3回連続で最初の3名が同じ、ということになってしまうのです。
しかも、プラネタリウムガーデンは4番手が僕なので、そこからSKBさんを抜いただけという、
さすがにどうなの? と思わざるをえない内容になってしまったため、
今回は僕の独断でティックルさん先行で行ってもらうことにしました。
なお、プラネタリウムガーデンの希望は全員が第1希望が通ったわけではなかったので、
希望が偏っているせいというよりは偶然の意味合いが強いです。偏りは多少はあると思いますけど。
この譜面では最後にBPM変化に合わせた倍速を入れたかった一方、
最初と最後の統一感みたいなものも欲しかったので、ティックルさんにお願いして0.64倍速を入れてもらうことに(^o^)
ふだんの僕だったらあんな感じの置き方はしませんが、リレー合作だしそういうのもアリですよねとか。
11Lは順当に★10くらいありそうな難易度になりました。
「鏡の国」というキーワードに合わせた右手移動構成が印象的だしコメントがおもしろい(cssつきでいただきました)。
手前までが易しかったらこういう構成はできないので、初手のapoiさんの塩梅が良かったんだと思います。
ぷろろーぐさんのcssはせっかくなので制作者表示やイラストにも適用して、
いろいろと鏡の国仕様にしてみることにしました。
今回も例によってショウタさんにタイトル画面作成をお願い……するより前に作っていただいたのですが、
鏡合わせの状態での間違い探しというテーマになりました。
この間違い探しですが普通の間違い探しとは違って反転しているのが非常に厄介だし、
難しいものは反転していることを逆手に取ってきたりするのでかなり難しいです。
僕は知らなかったというかそもそも店舗が近隣にないし、外食もあまりしないので知らないのもしょうがないのですが、
レストラン大手のサイゼリヤがキッズメニューの表表紙・裏表紙を使って間違い探しをやっているようで、
しかもそれの難易度が非常に高いようです(といっても僕よりお読みの皆さんの方が詳しいでしょう)。
今回の間違い探しの内容が(簡単なものは自明レベルなのも含めて)それを髣髴させるものであったことや、
実際に巡回前の夕食中にMFV2さんが間違い探しにチャレンジしていたことから、
「完全にサイゼじゃん」と言われていたのがとても面白かったです。
なおMFV2さんは6個はすぐに見つけたものの、7つ目(ショウタさんのコメントにある6番)が中々見つけられず、
結局見つけるよりも前に食べ終わってしまったのでした。
MFV2「とりあえずショウタさんにモヤッとボール投げつけて巡回始めます」
izkdic「超久々に聞いたなモヤッとボール\(^o^)/」
※IQサプリは2009年3月に定期放送を終了しました
名義「tahc7」
表明コメント「rorrim」
それぞれ7chat、mirrorの逆読みです。
7chat合作では慣習的に人数を名義に含めることになってはいるものの、
今回いい感じの名義をマジで何も思いつかなかったのでこうなってしまいました。
鏡の国のアリスにおける鏡の国というのはチェスのことなので、
その辺と絡めていい感じにできないかといろいろと考えたり調べたりしたのですが。。。
作品コメント「Through the Looking-Glass」
前口上「少女アリスが鏡越しに見た世界とは――」
難易度名「Alice / Mirrorland / Syndrome」
「不思議の国のアリス」の原題は「Alice's Adventures in Wonderland」、通称「Alice in Wonderland」なのですが、
「鏡の国のアリス」は「Alice's Adventures in Mirrorland」とか「Alice in Mirrorland」ではなく、
「Through the Looking-Glass, and What Alice Found There」(通称「Through the Looking-Glass」)となっています。
作品コメントや前口上はそこから取りました。
一方、楽曲動画ではこの曲名の英訳が「Alice in Mirrorland Syndrome」と書かれていたため、
難易度名についてはそっちを採用しています(ぶっちゃけMirrorlandの方がイメージしやすいですしね……)。
No.369『「謎」』(第4部、投下番号68)
順番が前後しますが今回のSSLでした。
多鍵祭'22 Winterで半ば事故というかネタで形になったこの合作スタイルですが、
それ以降すべての多鍵祭に作品を出しているのは中々すごいですよね。
お付き合いいただき本当にありがとうございます。
これも選曲のきっかけは前回すずめさんとやった合作です。
あの時はConnectに決まるまでお互いにかなりの数の曲候補を出したので、こうなるのも已む無しかも。
こちらはすずめさんが出してくださった曲で、12key想定ということだったのですが、
僕の中でのイメージが7ikeyだったのに加えいろんなキーでいろんな形を作れそうな曲だったことや、
いい感じに「4パートに分ける」ことができそうだったことから、SSLに流すことを提案してそれが通り、
今回SSL側で満を持して拾う形になりました。
地味に僕にとっては初のテト曲での作譜です(UTAU曲というくくりならハルカゼガールがあります)。
SSLに流れ着いてからは僕はそのまま7iを提案、すずめさんは提案を12から14にチェンジ。
apoiさんからは11L、SKBさんからは11iが出てきて今回の作譜キーが決まりました。
SSLとしては平常運転に戻ったというか、これについては前回が特殊だっただけですね。
この後希望を元にパート分けを行い、その際に僕がテンキー1をテンキー4にタイポしてしまった結果、
誤ったパート分けになってしまうなどの事故はありましたが、とりあえず作譜可能な状態に。
僕は7iではCパートを希望として出したのですが、個人的には7iについては割とどこでもよかったです。
(派手な変速がありますが、これは作譜中に思いついたものでパート分け時には構想になかった)
むしろ、かな入力だと「あ=3」「い=E」であることに気づいていて、
11Lであいあい……→3E3E……配置がしたいから11LでBに行けたらいいなとかそんなことを思っていました。
一方、他のキー種でCパートを担当できる自信がなかったので、
Cパートを作る上では一番やりやすそうな7iを確保しておく意味合いで希望を出しました。
「どうせ全部作る」はSSLのお約束です。しかも大体すごいキー種で作ることになります(真顔)
結局、11Lは運よくBパートを担当できることになりました。現実的な解は1つだけなので偶然の産物ですね。
さて、総じてこの曲の作譜は大変でした。今までにSSLが扱ってきた曲とは違った難しさがあった印象です。
というのも、この曲は間奏ではやけくそギターが迫力のある16分ラッシュを演出し、
Aメロがラップ調なのでボーカルの密度が非常に高く、
Bメロでは普通の歌になりますが途中にギター・ベース・ドラムによる迫真のラッシュがあります。
しかし、サビになると一転してそういうものがなくなってしまうのです。
僕が過去に作譜に関わってきた曲だと「しょっぱいトースト」が同じような傾向を持ちます。
あれは別の意味で苦戦しましたが、難易度がほどほどだったので展開面でコントロールできました。
今回は全体的に高難易度で序盤からフルスロットルな譜面も多いのでそうもいかなかったです。
僕の初手は11iでした。shift your gears以来となる14年ぶりの作譜です。
想定がDB☆7寄り6〜7ということでしたが、SKBさんゲージだとクリア難易度は上がりがちで、
加えて上記で挙げたサビどう展開すんの問題もあったので、
密度的には相当抑えたというか16分ギターを取らない構成を試みました。
一方運指まで簡単にするとそれはそれで後ろが困りそうなので、難しめの配置も入れていくことにして、
総じて後続が譜面を作りやすいようベース部分を作ろうとしました。成功しているかはよくわかりません。
2番手は11L。想定は92%ゲージで★6〜9ということでしたが、
初手のapoiさんパート終了時点で★8は固い、★9にいってもおかしくないような譜面内容でした。
2番手は「あいあい……」の他、Bメロのやけくそ地帯もあるので日和って易化させるわけにはいきません。
幸い後続はすずめさんとSKBさん、いずれも11Lは超うまいのでなんとかしてくれるだろう、
そんな考えのもと、手前の勢いを殺さないように非常に難しい形に仕上げました。
ただし、やけくそ地帯(2小節)以外はちゃんと理接しています。やけくそ地帯はバカ。
Aメロは結構歌詞意識です。「あいあい……」以外も140字で「3(4)」にキーが伸びたり、
やけに偏って左手4key側に振ってきたり、おんなじ配置を繰り返したり。
前半終了時点でこれなら★9どころか★10ですら済まないんじゃないか? という懸念はありましたが、
実際は相当僕がやらかしていたようで、これを受けとったすずめさんが一言「11Lやば」とコメントされたり、
最終的にすずめさんパートのギターソロで難易度が上がり切ってしまいSKBさんが頭を抱える事態に\(^o^)/
とはいえ、SKBさんパートも前半よりはマシというだけで難しいことに変わりはないので、普通に★9はありますね。
3番手は7i。ここは採譜は難しめでしたがやりたいことはあったのでスムーズでした。
ただ、ギターソロラストの付点8分のキメ連打のところが非常に味気ない内容になってしまい。
こういうところで派手な打鍵を入れるというのが僕は苦手なので、思い切って変速で派手にしてみることに。
自分の中での変速イメージが某脈絡のそれに近かったので、脈絡の譜面データをカンニングして(殴)、
付点8分間隔の中いい感じに見えるように数値を調整しました。ここは良い感じにできたと思います。
その後は妙なパス回しをしてしまいましたがapoiさんがめっちゃきれいにまとめてくださったので、
apoiさんスゲー(小並感)と思っていました。今回のお気に入り譜面枠です。
さて、問題は最後の14keyです。
14keyはすずめさん提案キーなのでゲージはすずめさんのものとなります。すなわち終盤重視。
で、DB☆7想定ということはラストもDB☆7相当の難しさでないといけないのですが、
そうすると自分がクリアできない難易度の譜面を作ることになります。
というわけで最初から速度を70%にして、70%の範囲で打てるような構成にしてみたのですが、
118%ですら難しいのに142%なんて難しいとかそんな次元の話ではなく、想像を絶する難易度になってしまったのでした。
無茶苦茶な配置はないはずですが、対策しないと無茶苦茶にしか見えない配置が大量にあります……。
apoiさんパートもそうだし12keyもそうだけど、おにぎりが絡むとすごく厳しいんですよね。
運指が崩されてしまうのですぐに迷子になってしまいます。僕の14key力なんてその程度なのです(^o^)
ラストは順当にいけばコーラスとギターの混フレみたいな形になると思いますが、
14keyは上段に6つキーがあってちょうど2×3に分かれるし、
変に混ぜても難しい運指ができなくて回復になっちゃうかもと思ったので思い切ってコーラスのみにしています。
さて、この「謎」という作品ですが、プレイヤー企画の「アリーナバトル」にて、
4回(正確には4譜面が1回ずつ)選出されたにも関わらずすべてBANされてしまい一度もプレイされませんでした。
選出されたのはapoiさんの準々決勝〜エキシビションに至る4試合なのですが、
apoiさんは「謎」が出るようになってからは「謎」しかBANしていません。その結果「探偵」というあだ名がついたのは面白かったです。
apoiさんとすずめさんのバトルでは11iが選出されたものの、apoiさんからもすずめさんからもBANされてしまい、
結局「謎」は4回登場して5回BANされてしまったのでした。さすがに制作者から嫌われすぎでは?
今回のアリーナはこれ以外にもプレイヤーが、自分が制作に携わった譜面をBANする事例が相次いだため、
「製作者なのに……」というすずめさんの発言がスタンプインすることになりましたとさ。
まあすずめさんも制作者なのに「謎」をBANしているんですが
表明コメント
【問題】
その名前はインターネット上の通信プロトコルの名称にもなっている、
すずめ、SKB、izkdic、apoiの4人からなるDancing☆Onigiri譜面製作チームは何?
この問題の答えはもちろんSSLです。謎といってもいろいろあり、このようなクイズも謎の1つでしょう。
「インターネット上の通信プロトコル」を交えた早押しクイズ風の表明コメントを考えたのがSKBさん、
そしてその問題をいい感じにブラッシュアップしたのがapoiさんです。
作品コメント『この答えの無い 「謎」解きたいから』
歌詞引用。ラストのところです。
難易度名「Enigmatic / Strange / Mysterious / Puzzling」
謎といってもいろいろあるので、いろんな謎にまつわる形容詞を4つ引っ張ってきました。
Enigmaticは「解釈の難しい謎」、Strangeは「普通ではない謎」、
Mysteriousは「超自然的な謎」、Puzzlingは「困惑させられる謎」です。
No.366「カナリア」(第2部、投下番号26)
蒼宮あいすさんとの8回目の合作でした。
作品ページのコメントにも書きましたが、今回の曲「カナリア」は前回の合作から流れてきたものです。
前回にあいすさんからKei Morimotoさんの「Sweet Dreams」という曲を挙げてもらったのですが、
7か7iという想定の割に自分の中でのイメージが11や11Lに近く、
「デーン、デーン、デーン、ヨイショ!」は[WF][SR][WF][3△]だよなあとか思ってしまったのです。
僕は11Lがめちゃくちゃ好きなのでキメがあるとつい11Lの配置を考えてしまうんですよね……。
であれば、僕が7 or 7iのイメージになるような曲を氏の楽曲の中から選べばどうかと思いました。
そこでいろいろ聴いて回った結果、「カナリア」がいいんじゃない? ということで逆提案し、
それが通った形になります。「カナリア」は終盤のフレーズがめっちゃいいんですよね。
ただ前回は僕側からも候補(戦闘系06)を持っていたし、激しい方向性でいきたかったので、
こっちは次回に回されることになりました。そして今に至ります。
最近はあいすさんとの合作が不遇というか、扱いが雑になっている部分がありました。
CHINA GIRLは3時間で完成してしまうし、戦闘系06はきっかけが数合わせだったりとか。
そんなわけで、「次はちゃんとやるぞ」という意志の元、かなり早い段階であいすさんに声をかけました。
最初から曲が決まっていたこともあって、今回のコラボ合作の中では始動が最も早かったです。
どうせベースになる素案はあいすさんに作ってもらうことになるし、
ユニークフレーズが多いところはこの2人の場合は僕が行った方がよいという点もあったので、
前半の主題にあたる部分があいすさんの担当に、そしてそこから後半の主題までが僕の担当になりました。
というわけで、前半の主題までの部分をあいすさんに作っていただくことになったのですが……。
この時に僕の伝え方がまずかったのか、あいすさんが全編譜面を作ってしまうという事態に\(^o^)/
これがこの合作のターニングポイントでした。
しかし、その時のツール難易度は11ほどで、11なら僕のイメージからはそんなに外れていなかったし、
それなら僕の個人パートのところだけ抜いて、合作部を併せて調整すればいけるかな、と。
だったらこの合作はあとは僕ががんばればほぼ終了ですね、みたいな話をあいすさんとしました。
この段階になるといつものように合作を抱え込みまくっていたため、
「あとは僕ががんばれば終わり」の合作は「まだまだみんなでがんばらないといけない合作」に比べて優先度が落とされ。
そしてあいすさんの素案すら確認しないままなんやらで約2か月が経過し、
僕がこの合作の続きに着手したのは8月1日でした(※締め切りは8月4日)。
「次はちゃんとやるぞ(鋼の意志)」とは一体なんだったんでしょうね。
企画内締め切りがもう少し前だったオフ会合作の7ikey譜面のラストと併せて、
この時にあいすさん関係のタスクを全部終わらせようと思い、一気に着手したはずです。
ここであいすさんの譜面を確認したのですが、「僕の思ったツール11じゃない」というのが正直なところでした。
というか、僕が思い描いていた譜面は実はツール8とかそのくらいで、11はただの錯覚だったんですよね。
「11なら僕のイメージからはそんなに外れていなかったし、」というのがそもそもの見当違いだったのです。
あいすさんの譜面で際立ったのが同時押しの多さで、仮に僕が1人でこの譜面を作っていたなら、
イントロ部はおそらくほぼ単押しで、もしかするとメロディを拾っていないかも。
しかし、そもそもあいすさんのベース譜に乗っかった構成にしないとこの合作の意味がないというか、
あいすさんと合作している意味がなくなってしまうので、そこから配置回しを調整しました。
調整していて思ったのが、意外とこの難易度でもいけそうだなあという点です。
というわけで全体的にあいすさんの難易度観に合わせながら調整と自パートの作譜を進めていきました。
一方、自パートについてはあいすさんが最初入れていた配置より随分と難しくなってしまい、
最終的にツール14まで上がってしまいました。
ラスト合作部前半はあいすさんの個人パートとそんなに変わらない内容が素案だったので、
繰り返しっぽくなるのも微妙なので割と印象を変えるように配置を変えていきました。
最初の段階ではあいすさんの個人パートにも声ネタ拾いのフリーズがあったので、本当に近かったです。
そっちについては合作部の方でしっかりした形でいれたいから、という理由で、
あいすさんの個人パートにあったフリーズは通常ノートに変えてもらいました。
一方ラスト合作部後半はあいすさんの素案がすごく気持ちよかったため、
同時押しの入れ方を尊重しながら細部を音階に寄せる、くらいの調整しかやっていないです。
アウトロはこの流れでのアウトロっぽく仕上げてみたつもりですがいかがでしょうか。
ラストにrit.がありますが、これくらいなら波形を見れば概ねタイミングを割り出せるので、
そうして入力した譜面のタイミングを何度かプレイして吟味し、2ノーツくらい1Fずらして終わり、でした。
昔は波形なんていうものを知らなかったので気合で合わせたのでしょうが、それに比べれば随分楽なものです。
やはり知識は大事。あとArrowVortexが偉大。
結局、あいすさんの初期案からノート数は50増えました。自パートでフリーズを使い倒したのでフリーズ数も3倍に。
総じて密度はあるけど遊びやすいタイプで、7i感のある内容になりましたね。
あいすさんも僕も7iの制作数は多いので、ある意味僕らの合作は7iが一番向いているのかも。
今回の合作で思ったことは、この手の曲に対する「あいすさんの作り方」があいすさんの中で確立されていて、
曖昧な部分がほぼなかったため僕の入り込める余地が少なかったのかなあ、ということです。
これまでの合作の中では一番あいすさんに寄った作品かも。
ゴリラもCHINA GIRLも戦闘系06も、あいすさんの領分という感じの曲ではないので、
このスタイルで合作するなら片方の「得意すぎる」ジャンルには踏み込まない方がいいのかもですね。
そもそも、イベント開始時点でKei MorimotoさんはDOVA-SYNDROMEに57曲投稿されているのですが、
あいすさんはその内7曲(+多鍵祭'24でさらに2曲)作譜されています。
Prologue、Epilogueも氏の楽曲ですが、SKBさんはあいすさんとの曲被りをかなり心配されていました。
結局曲被りはしませんでしたが、それくらいあいすさんと結びつきが強いことがわかると思います。
表明コメント『izkdic「よりすきょねがいします!」』
何も思い浮かばなかったため、合作の相談中に僕がやってしまった謎タイポが選出されました(真顔)
作品コメント「君とならどこまでも羽ばたいていける。」
DOVAのこの曲のページに書かれているKei Morimotoさんのフレーバーテキストの引用です。
難易度名「Skip」
某スキップするはずの方がKickになっちゃったので、改めてSkipさせてもらうことにしました(??)
「カナリア」が曲名に含まれていること以外の関連性は一切ありません。
これ以外にも、タイトル画面(背景の小鳥やフォント、文字色)や制作者表示(フォント)など、
めちゃくちゃスキップする方を踏襲しています。
あっちは今では難易度表11Lkey★6の代表格みたいな存在になっていて、結構遊ばれているのもあり、
いろんな方に気づいていただけたのでうれしかったです。
No.370「Kyandy Shop」(第2部、投下番号γ)
あとがきでは上の方に来ましたが、結局今回も間に合わなかった事前飛び入り個人作です。
とはいえ、事前飛び入りってほぼ本提出作品と扱いは変わらないし(最終部やトップに選ばれないくらい)、
こと僕は大部分の投下順を決める立場なので、自作品の裁量など自由自在(語弊あり)。
というわけで事前飛び入りでもいいや、ってなってしまう部分があるんですよね\(^o^)/
Kyandyさんは例によってYouTubeのおすすめ経由で、今年の1月29日くらいに知った方です。
えらく具体的な日付ですが、「Kyandy Town」(1月28日発表)という曲が公開された直後だったんですよ。
Kyandy BGMとしてフリーBGMの公開を始められた直後でしたが、氏はふつうにそれ以前から楽曲を発表されています。
今回使用させてもらった「Kyandy Shop」が1月31日発表で、僕が知った時にはこの曲はまだリリースされていませんでした。
Kyandy Townがめっちゃ好きな曲だったのでこの方にはこの段階で注目していて、
7月ごろに発表されている曲を全部聴いてみたのですが、
「Kyandy Town」「Kyandy Shop」「Jellyfish」の3曲が特に自分の好きな曲として印象に残りました。
そんなわけで、自分の作品を通じてこの方を紹介したかったので、
この3曲の内どれかで作ってみようとなったのですが。
実は上に挙げた3曲は「非常に似ている」曲で、具体的には、
・3曲ともBPMが170台(Townは175、Shopは170、Jellyfishは178)で、3曲とも6拍子+スウィング
・3曲とも3連符の要素と3対1のスウィングを併せ持っている
・メロディーラインの雰囲気が近い
というのがあります。とはいえ同じ方の曲だし、同氏は他にもいろいろ曲を作られているので、
たまたま自分に刺さった曲が近い属性を持っていた程度なんですが、
作譜することを考えると非常に悩ましいことになります。
また、「Kyandy Shop」「Jellyfish」の2曲は、自分の中ですぱっと浮かんだキー種が11Lだったので、
きたる11Lkey Packageに向けて温存しておこうかなという考えもよぎったのですが、
どうせ11Lで作りたくなる曲なんていっぱいあるだろと思い直し、温存せずにやってみることにしました。
この2曲についても甲乙つけがたかったですが、イメージが固まっていたのはKyandy Shopの方だったので、
今回はKyandy Shopで制作してみることにしたのです。
作品ページにも書いた通り、僕の中の作譜本能が「11L」と叫んだため、
どういう傾向の譜面にするかというのはとても明瞭に頭の中にありました。
しかし、採譜の方にやや難があったので、あまりすんなりとはいきませんでした。
装飾音符をどうするのか、というのが非常に悩ましかったのと、
一部3対1のスウィングに沿って置くことができない音があったためですね。
どこが3対1でどこが2対1なのかというのは低速で確認し、それに合わせました。
そもそもリズムがないところについては波形がわかりやすいので、
そこからタイミングを割り出して配置しています。
一方、装飾音符については見た目が終了することもあって2Fずらしに統一し、
上下にまたがる装飾は入れないようにしました。
序盤から二次元配置は多いですが、後半は輪をかけてすごいことになっていますね。
一方後半はリズムは分かりやすくずっと4分みたいなところもあるので、
上級者にとっては後半はだいぶ楽に感じられると思います。
二次元配置の個々の運指についても、自然に指が動くような配置を試しました。
総じて自分の好み要素満載のないようになってしまいました。
近年はPeach Blossomさん(桃月さん)が11Lを数多く制作されていますが、
氏の11Lにはこういう傾向の譜面がないんですよね。
普通の難易度の譜面だと前後移動が多く、二次元配置はパターンが限られているみたいなやつか、
普通じゃない難易度の譜面になるといわゆるInsane系の、寝かし押しなどで振り切れているやつか。
どっちかというとパワータイプというか、程よい難易度で技術に振っている譜面がないのです。
僕はこれまでの譜面傾向からも明らかなように(?)こういう無理のない技術系が本当に好きなので、
このタイプの譜面も増えてほしいなと思いますし、きっと今後もこういうのを作り続けることでしょう。
密度こそ低めなものの★3くらいはある譜面になってしまったので、下位難易度も作りました。
こっちは☆3くらいだと思います。難しい移動要素は排して、4分中心にまとめています。
中盤の3、E、W、R、3、E、[WL]というところは最初はR、3、E、3、E、W、[FJ]という形でしたが、
W→[FJ]が4分移動になって難しいだろうということから前者の配置としました。
この譜面では上位で混フレさせているイントロ・アウトロの弦と金管を分けて拾っていて、
いい感じの譜面内容になったかな、と思っています。
表明コメント「結局今回も間に合いませんでした……。」
事前飛び入りはそもそも表明する必要がないというか、そもそもフォームからも表明のテンプレが削除されているのですが、
どうしてもこの内容でネタにしたかったので無理やり入れてもらいました(本当にすみません)。
作品コメント「ふわふわふしぎな おかしのまちの かわいいかわいい あめやさん」
Kyandy TownとKyandy Shopの設定というか、Kyandyさんのコメントや説明を参考にしながら、
都々逸のリズムでまとめました。とはいえ、本当は「おかしのまち」の方は「ふしぎな」ではないのですが。
全部ひらがななのはただの趣味です。
難易度名「Cute / Sweet」
めちゃくちゃ悩んだところです。Sugar Plum Fairyで「Candy」という難易度名を使ってしまっていたためです。
まあ別に重複させても誰も怒らないのですが、自分は(Normalとかみたいな定型のやつ以外では)やらないようにしています。
あめ→甘い→Sweet、というのはいいとしてもう1つどうしよう……
と思いながら連想語みたいなのをいろいろ見ていて、「Cute」というのを見つけて「これだ!」と直感で決めました。
この曲に対してCuteとSweetだとSweetの方がメインだと思ったのでSweetを上位譜面にしましたが、
goeさんが「上位譜面でこの名前がついてるのは珍しい」とおっしゃっていて確かに! と思いました。
さて、ここまでいろいろと書いてきましたが、
残りの作品について書くにはどうしても触れておかなければならない話題があります。
「2024新宿オフ」です。6月22〜23日の土日にありました。
というわけで、ここからは新宿オフについて触れていきます。
もともと、「今のだんおに勢でオフ会したいよね」という話は少なくとも2年以上前からありました。
しかし、某感染症のことがあったり、「やりたい」ということだけ先行して具体的な内容が決まらなかったりで、
流れ続けていました。そして2024年4月某日、一念発起してやることにしたのです。
誰かを誘うにしても日付と場所が決まっていないと誘いようがないので、まずはそこから決めました。
とりあえず日付については近すぎるのも問題、7月に入るとさらに観光客等が増えるので6月下旬に決定。
久々なのもあり1日だと一瞬で終わってしまうと思ったので日程は2日とりました。
場所はSKBさんが「ちょっと探してみます」ということだったので一旦お任せすることに。
僕はだんおにオフをするにあたって、「だんおに勢が集まっていろいろやるオフ」ではなく、
「だんおに勢が集まってだんおにをやるオフ」をやりたい、ということを強く主張していました。
かつて参加したオフは僕がまだ下宿していたころのもので、そのときは下宿先を拠点として使えたのですが、
今回はそうもいきません。そうなると問題になるのが会場で、PCやその他諸々が使えないといけません。
一般的な会議室タイプのレンタルルームだとちょっと厳しいかもなあ、というのがありました。
しかし、「ちょっと探してみます」の翌日、SKBさんから「ちょっと高いんですけどこことかどうですか」という形で、
レンタルルームの候補が飛んできました。そこはeスポーツ等にも対応していることを謳っており、
ゲーミングPCとその周辺機器を5台分揃えている稀有な会場でした。
これを見て、僕は「よくこれを見つけたなあ」と感心したものです。
ロケーションは中央本線の大久保駅の近く。この時点では仮確定でしたが後に本確定となりました。
そんなわけで、会場の手配や決済等、会場周りの諸々の作業をSKBさんがやってくださることになったので、
僕は人事・窓口担当として、オフに誘う人を決めたり通達を出したりといった部分を担当することに。
会場が関東になったので、関東に住んでいる(と思われる)だんおに勢を中心に、
この人なら参加してくれそうとか、個人的に会ってみたいとかの理由をもとに9人に声を掛け、
結果的にそのうち6人から「参加します!」というメッセージを受け取りました。
参加メンバーは、幹事のSKBさんと僕に加え、ティックルさん、あいすさん、MFV2さん、長月さん、apoiさん、ぷろろーぐさんとなりました。
この中で、SKBさん、あいすさん、長月さん、apoiさんとはそもそも会うのが初めて。
ティックルさんとぷろろーぐさんは七鍵祭'12運営打ち上げオフ(2012/8)以来なので会うのは12年ぶり。
MFV2さんとは名無し祭り'15運営打ち上げオフ(2017/3)以来なので会うのは7年ぶりという有様。
現在も一線で活動し続けているメンバーとオフ会ができるということで、期待に胸が高鳴りました。
一方、僕は京都北部の在住なので会場まではめちゃくちゃ遠いです。
京都といえば関西の大都市圏「京阪神」を構成する1つ、古式ゆかしい都会……そんなイメージがあるかもですが、
それはあくまで南部(京都市)の話。北部はかなりのド田舎となっております。
電車は1時間に1本、1両編成のワンマンもザラ。バスは主要路線でも1日数往復がデフォ。自動車は欠かせません。
幹線道路から少し離れれば途端に熊の出没地……というか幹線道路からの目撃例もあり。
京都府は東西に比べて南北に長いため、南北で傾向が全然違うのです(隣の兵庫もそんな感じですが)。
僕の場合、電車で東京に行こうとすると京都まで特急で2時間、そこから新幹線で東京まで2時間半くらい。
乗り換え時間も考慮すると全行程は5時間程度となり、始発で出発すれば昼には東京につけるので、
初日始発で出て2日目終電で帰る強行スケジュールにすることもできなくはありませんでしたが、
体力的に持たないだろうしSKBさんにも「やめた方がいい」と言われたのでおとなしく前日入りすることに。
オフ会のスケジュールとしては、初日は11時スタート、
2日目は僕が終電で家にたどり着くためには会場を17時少し前くらいに出る必要があったことから、
余裕を取って16時終了としました。会場で寝泊まりできるよう夜通しでレンタルしてだいたい5万くらいだったようです。
会場に寝泊まりすると夜通しどんちゃん騒ぎできるし、ホテル代も浮くので魅力的ですが、
僕は自分の身体の都合でちゃんとした宿泊場所が欲しかったので普通にホテルに2泊することにしました。
シャワーを浴びたかったし鼾がひどいし……。
有休はだいぶ余っていたし、出発の前日はオフ会に持っていくものの準備で忙しくなるだろうし、
帰宅した翌日はおそらく体力が尽きてぶっ倒れているだろうと思ったので、
20〜24の5連休を確保。ホテルは出張で使ったことのあるビジネスホテル系列としました。
朝食つきで2泊33,700円。朝食はオプションですが付けないとまともな食事をとらないんじゃないかと思ったので云々。
オフ会に持参する非公開作品は、そもそも過去のオフ会やその他の機会で作ったものが30近くありましたが、
当然ながら全部Flashだったので必要になりそうなものをピックアップして移植していくことに。
(新作は断念しました。作れて1つだったけど作りたい曲が多すぎて1つに絞れず、移植に集中しました)
他、初日の深夜は近場のホテルを取ったapoiさんや僕、そして会場宿泊のSKBさんの3人だけになるかなと思ったので、
ぽっつべの思い出トークになるかもと判断しそっちからもいくつか移植して持っていくことにしました。
結果、6月19〜20日の2日間で20作品以上移植しました(迫真)
また、いわゆる「おみやげ」も持っていきたいので、オイルサーディンを人数分持っていくことに。
オイルサーディンはいわしの油漬けを缶詰にしたもので、地元の名産なんですよ。
ご当地感あるし缶詰だから日持ちもするし、おいしいので毎回おみやげはこれにしている気がします。
apoiさんと実際にあったらバンブラ(大合奏!バンドブラザーズ)DXでセッションするぞ! と思っていたので、
随分前に作りかけになっていたデータを完成させて持っていく目論見もありましたが、
普通に時間がありませんでした。無念。
そんなこんなで出発前日にSKBさんに縛コンをけしかけたりしながら(???)、
いろいろ準備も整って出発当日を迎えました。
Day 0(6月21日)。この日はぶっちゃけ東京入りするだけで、
東京についたら適当に夕食をとってさっさとチェックインして休むつもりでいたのですが、
SKBさんから「せっかく遠方から来るんだし、夕食くらいなら付き合いますよ」とありがたくも言ってもらえたので、
本番の前日に先に2人で顔合わせすることになりました。
僕はオフ会のために東京に来ていたので、前日の食事なんて適当でいいやみたいに考えていましたが、
客観的に見ると遠路はるばるやってきて1人で飯食って1人で寝るだけって悲しすぎますね。
場所とかその他諸々はほとんどSKBさんに決めていただきました(すみません)。
僕は食餌制限のため肉類(鶏肉、豚肉、牛肉等)が一切食べられないのですが、
それを踏まえていろいろ決めていただき本当にありがとうございました。
そんなこんなで四ツ谷駅周辺で19時前くらいに待ち合わせすることになったのですが……。
僕のPCスペックが終わっていることは有名(?)ですが、実はスマホのスペックも終わっているのです(爆)
具体的にはAndroidのバージョンが古く(※これ以上アップデートできない)Discordがインストールできませんでした。
Discordにはオフ会メンバー用のグループDMも作っていたのですが僕は当日は一切活用できず。
しょうがないので、SKBさんには
・マスクを着用している
・キャリーバッグと肩から提げるかばんを持っている
・服とズボンの色合い
を伝えた上で、万一の時には連絡を取れるようにしておきました。
さて、僕は東京駅に17時すぎに到着。
最終日はあまり時間に余裕がないため、このあと1時間くらいで家に持って帰るおみやげを買って、
それから待ち合わせ場所の四ツ谷駅へ行くつもりだったのですが。
あまりに東京駅に人が多く、ほぼ流れに乗らないとどこにも行けないような状況。
田舎暮らしも相俟って人が多いところに慣れていないので、早々に精神的に参ってしまいました。
居るだけで辛くなってきたので、さっさと四ツ谷駅に行ってその周辺で何か探そう、と思いました(弱)
そんなわけで、19時前が待ち合わせ時刻であるにもかかわらず、待ち合わせ場所に17時50分についてしまう事故。
しかも四ツ谷駅も決して人が少ないわけではなく……。
何かの役に立つかもと思っていつも使っているノートPCを持ってきていたのですが、
大きさの都合でキャリーバッグの方に入れていたので、地面の凹凸でガタつくたびに壊れないか気が気ではなかったです。
さらに、交通系ICカードを持っていないとコインロッカーすら借りられない有様だったため、
四ツ谷駅周辺の散策は諦めて、SKBさん待ちモードに入るのでした。
旅行なんてめったにしない京都北部のド田舎在住だと交通系ICなんて使う機会がないから持っていないのですよ……。
最寄り駅は無人だし、一番近い主要駅も自動改札になっていない有様ですからね。
幸い、交差点の近くに待っていても怒られなさそうなほどの広めのスペースがあったので、
道行く人たちを観察しながらそこで待機しました。
観察していてまず思ったのは、東京だとマスクを着けている人がめちゃくちゃ少ないことです。
地元ではまだ結構な人がマスクをつけていますが、当時の東京では体感1割くらい?
「マスクを着けている」だけでだいぶ絞り込めるよなあとか、いろいろと考えを巡らせるうちに、
割といい感じの時間になっていました。
SKBさんがいらっしゃったのは18時45分ごろで、
特に何かの連絡手段を介すこともなく、「izkさんですか?」と声をかけられました。
そもそも交差点名を伝えてあったし、
・マスクを着けていて
・キャリーバッグと肩から提げるかばんを持っていて
・人を待っているようなそぶりを見せているような
四ツ谷見附北交差点にいる人物なんて僕しかいませんから、それはそう、という感じです。
かくして、オフ会の幹事2人は無事、対面を果たしたのでした。
SKBさんとはDiscordのボイスチャンネルで頻繁に通話するし、
RiJ 2022 SummerでのEQUALINEのRTAのとき、ワイプ画面に顔が出ているはずなのですが、
いざ実際に会ってみるとそれとは雰囲気が違うもんなんだなあと思いました。
その後は昨日に突然勃発した縛コンをねぎらったりしながら(?)、予約していたお店へ。
オフ会のときは毎回そうなんですが、いくらだんおに関係でめっちゃ親しい相手だったとしても、
いざリアル空間で会うとなると普通に緊張します。2人だと余計に緊張します。
加えて、自分自身ネット空間だと特に問題にはならないんですが、
リアルだとコミュ力もEQも終わっているので、それで相手に迷惑をかけてしまわないか毎回気がかりになります。
そんなわけでこの時もけっこうガチガチだったのですが、
SKBさんがいい感じに合わせてくださったので事なきをえました。
話題に困ったらだんおにのことを話せば大体解決!
オフ会本番は最初はみんな緊張するだろうしほぐすためにリアル旗取りみたいなのを考えてるんですがどうしましょうとか、
難易度表の5keyが片手・両手に分かれていることに関する話題だとか、
SKBさんのお酒に対する考え方に触れたりしているうちに時間は過ぎていき。
気付けばラストオーダーとなっていました。
ちなみに食事はすごくおいしかったです。団体さんがいて人手不足だったのか提供にめっちゃ時間かかってましたけど。
さて、僕は東新宿駅の近くのホテルを取っていたのですが、
四ツ谷から東新宿に電車のみでいくためには、まず東京メトロ丸ノ内線で新宿三丁目に出て、
そこから同副都心線に乗り換えて東新宿、となります。
しかし哀れ田舎者の僕は、「東京メトロに乗る」しか頭に入れていませんでした。
四ツ谷駅は「東京メトロ南北線」と「東京メトロ丸ノ内線」では入場場所が大きく離れているというか、
もはや別の建物みたいな場所にあるので、盛大に迷ってしまいました。
しかも東京から来るときに使ったJR中央線は南北線側の建物にあったため、
建物が2つあることすらそもそも知りませんでした。
正直SKBさんがいなかったら詰んでいたかもしれません\(^o^)/
最終的にはSKBさんは新宿三丁目までいっしょに来てくださって、
そこのホームでお開きとなりました。本当にありがとうございましたm(_ _)m
その後、僕は無事に東新宿駅に到着。
高校時代、某大学のオープンキャンパスに行ったときに、新宿駅徒歩1分のホテルに行くまでに迷った実績があったため、
戦々恐々としていましたが、今回はホテルが出口から目視できる位置にあったため事なきを得ました。
そんなわけで無事チェックインを果たし、長かった(?)オフ会0日目が幕を下ろしました。
まだ本番が始まってすらいないってマジ?
ホテルについてからは、PCを出してYu-riさんのヤジリン早解き大会に参加しようかなとか目論んでいましたが、
ホテルの机が狭すぎて満足にPCを使えなかったため、適当にバンブラの練習を2時間半くらいやってから寝ることにしました。
Day 1(6月22日)。僕は7時半ごろに起床し、軽くシャワーを浴びてから朝食を摂り、
諸々の準備を済ませてから会場に向かうことにしました。
PCは持っていってもしょうがないし、壊れないか心配だったので、
初日はキャリーバッグはホテルに置いていくことに。
会場はSKBさんが来ないと開かないし、SKBさんは5〜10分前くらいに行きますということだったので、
あまり早く出てもしょうがないのですが、道に迷うリスクを考慮し10時すぎの出発することにしました。
先述の通り会場は大久保駅周辺なのですが、ぶっちゃけ僕はホテルのチョイスをミスっていて、
電車のみでいくことを考えると東新宿→大久保ってめんどくさいんですよね。
東新宿→新宿三丁目(乗り換え)→新宿(乗り換え)→大久保で、距離が短い割に2回の乗り換えが必要です。
地理感のある方は徒歩でショートカットされるようですが、
そんなことを僕がやったら路頭に迷う未来しか見えません。というわけで辛抱して移動しました。
結局道に迷うことはなく、大久保駅からのルートもシンプルだったので、
建物の入り口が分かりにくかったくらいでつつがなく到着しました。
建物入り口の周辺で荷物を持った同世代くらいの男性がいたため、この人もオフ会参加者なのかな、とか思いながら、
建物を思いっきりスルーしたので「違うのかよ!」と脳内でツッコミつつ会場前に着いたのが10時40分ごろです。
会場の外見はどう見ても「ただのアパートの一室」でしたが、表札的なところに会場のロゴがあったので、
間違っていないことに安堵しつつ、そこで誰かが来るのを待つことにしました。
しかし、10時50分ごろになっても誰もきません。うーん、おかしいぞ???
全員揃うとは思いませんが、1人2人くらいは到着していてもおかしくない時間です。
突然不安になってきました。……と思ったら、エレベーターの扉が開いてオフ会参加者が続々と出てきました(真顔)
どうやら大久保駅から会場に至るまでの道中で合流して団体さんになっていたようです。
MFV2さんとぷろろーぐさんは少し遅れるということだったので、これでいったんメンバーが出そろいました。
会場に入って、何か自己紹介みたいなのをするタイミングがあったら、
「この中の全員と合作したことのあるizkdicです」と名乗ろうと思っていたのですがその機会はありませんでした。
SKBさんが名札を持ってきていて、これはナイスアイディアだなあと思ったり、
みんなでおみやげ(多くの方はお菓子を持参されていました)を持ち寄ったり、
なぜかケーブルが整理されずに大量に箱に詰め込まれていたり、
オフ会を楽しむための環境構築とかをもろもろやっているうちに自然と打ち解けていき、
「緊張をほぐすための旗取り的なもの」なんてものは結局不要だったのでした。
前の利用者がDiscordからログアウトするのを忘れていてログインしっぱなしになっていたり、
MFV2さんが到着後にケーブルの整理を始めて「なんでオフ始まって最初にやるのが整理整頓なんだよ!」という的確なツッコミを入れたり、
いろいろ出来事はありましたが、そこからはみんなでおやつを食べながら思い思いにだんおにを遊んでいきました。
「もう昼飯はこれでいいんじゃね?」となって昼抜きが確定、夕食は出前を取ることになっていたので、
コンビニ等に買い出しに行ったりしたメンバーもいましたが、僕は結局一歩も外に出ませんでした。
遊んでる途中で持っていった作品を遊んでもらったり、逆に他の方の非公開作品を遊んだりしながら、
たまにはネタプレイに走ったり、MFV2さんが荻野ダンスを完全に歌いながらプレイして拍手喝采を浴びたり、
SKBさんが目の前で(キーボード)10のシャニムリズムを初クリアされて:igyo:みたいなことをしながら、
楽しい時間はあっという間に過ぎていきました。
前述のとおり夕食は出前でしたが、この出前という選択肢は本当にナイスだよなあと思います。
僕がこれまでに参加していたオフだと人数が3〜4人であることが多かったので、
普通に夜は食事に出かけていましたが、今回は8人もいますし、
お酒を飲む人も少ない(推測)だったので居酒屋等にわざわざ行く意味も少ないですからね。
加えて京都北部のド田舎だとそもそも出前という概念がほぼないに等しいため、
僕では確実にそんな発想には至りません。この辺は会場周りをSKBさんに一任して正解だったと思います。
食事中も、誰かが代表で何かの作品をプレイしながらその様子をテレビ画面に流し、
後の人は歓談しながら食べるみたいなことをやっていたため、だんおにがなりを潜めることは一切なく。
そして、気づけば時刻は23時になっていました。
この時点で、初日のみ参加だったティックルさんとは既にお別れしていて、
ぷろろーぐさんも帰路につき、MFV2さんがホテルのチェックインを済ませるために会場を退出していました。
残り5人のうち、SKBさん、あいすさん、長月さんは会場で寝泊まりするとのことでした。……え、3人も寝泊まりすんの!?
結局23時までたっぷりだんおに三昧で盛り上がったので、ぽっつべ移植は出る幕がほとんどありませんでした(^o^)
apoiさんと僕はここでお別れ。その後MFV2さんが戻ってきてエアライドとかもやったらしいです。
apoiさんとは会場から大久保駅まで一緒に行きました(徒歩1〜2分)。
道中は「いまのだんおにコミュニティは本当に大事にしたいですよね」みたいな話をして、
その話に甚く共感しながら、明日もよろしくお願いしますということで別れました。
その後、僕は例によって大久保→新宿(乗り換え)→新宿三丁目(乗り換え)→東新宿と移動し、
あまりにも野菜を摂らなかったので心配になって某野菜生活をコンビニで買ったりしながら(殴)、
ホテルに着いたのが23時40分ごろでした。
この間、23時の東京の街並みに触れることになりましたが、
この時間なのに電車には結構人がいるし、通行人もそこそこいて。
残業帰りとかで23時近くになった時に地元の街並みは見えますが、車もまばらで、
道行く人なんてほとんどゼロに等しいような感じなので、都会感あるなあと。
そんなわけで、だんおに漬けしたオフ会Day 1は終了です。
なお、作品のところで触れるつもりなので省略しましたが、
合作に関する話があったのはこのDay 1でした。
楽しかったけど疲れていたので、僕はその後はさっさとシャワーを浴びて、
初日に力尽きてしまったため買って帰るおみやげを調査&選定し、
準備が万端になったところで寝ることにしました。25時は回っていたと思います。
Day 2(6月23日)。例によって7時半ごろ起床。その後シャワーを浴びて朝食。
昨日は昼食を抜いてしまいましたが、きっと同じような流れになって今日も昼食を抜くことになりそうだったので、
朝食(バイキング)では昨日よりもご飯を多めに食べていくことにしました。
しかし、そのせいで朝食後部屋に戻ってきたら急激に眠くなってしまい、
そのまま寝落ちしてしまって気づいたら1時間近く経過していましたorz
しかも昨日とは違って今日はチェックアウトなので、ちゃんと荷物類も全て整理して持っていく必要があります。
その辺の準備を進めていくうちに結局時刻は10時を回ってしまい。
現地に着いたのは結局前日と同じくらいの時間でした。
この日は現地宿泊組がいるから会場は開いているし、いつ行ってもよかったのですが……。
当然ですがすでに僕(とDay 1のみ参加だったティックルさん)以外は全員揃っており、
僕が着いた時点ではapoiさんが片手5keyの発狂難易度にチャレンジしていて、みんなでそれを見守っていました。
全体的にDay 1に比べるとみなさんのテンションが低めで、
特にあいすさんが半分死んでいたのが印象的でした(何)
話によると前日は26時ごろまでエアライドをやっていて、今日は6時半ごろに朝食のために外出したということだったので、
多くとも4時間半しか眠れていなかったんですね。その割にはSKBさんも長月さんも眠そうなそぶりは見せていなかったけど。
そして、今日は満を持してapoiさんとバンブラセッションすることになったのです。
バンブラは旧友が持っていたものの、彼はセッションするほどやり込んでおらず。
七鍵祭'12運営打ち上げオフのときに持っていってティックルさん、ぷろろーぐさんと遊んだりはしたのですが、
本当にガチの経験者とバンブラセッションするのは今回が初めてでした。
僕にとってバンブラは、人生で一番やり込んだコンシューマーゲームです。
(コンシューマーゲームという前提がないとだんおにに負けてしまうので……)
実力についても、相当うまい方だという自負はあり、
バンブラDXではデフォルトで収録されている274パートは全パートノーミスクリア済で、
100点(全ノートを最上位判定)が271パート、99点(ノーミスの場合GOODが約6.66%以下)が3パートです。
99点の3パートは運命交響曲DXのドラム、シチリアーノのドラム、展覧会の絵のドラムです。
この3パートはまじで激ヤバだと思います。一番やばいのはシチリアーノ。
残りは全部100点です。「あの」春の海のシャクハチも。
初代バンブラは暴れん坊将軍のテーマのストリングス1?(後半に16分7連とかがあるやつ)以外は100点でした。
エディットデータもいっぱい作りました。自作したり、公開されているバンブラ楽譜を入力したり。
しかし、僕は主に旧型DSや旧型3DSでこのゲームをやり込んでいて、
所持していた3DSが壊れたので新しくNew 2DSを買ったのですが、それだとプレイ感が全然違ってしまって。
要はヘタクソになってしまっていました。インターフェースは大事です。
指の曲げ方とか、その辺の感覚も違ってくるし、ボタンを押したときの感じも違うんですよね。
それで精度が無事に終わり散らかしました。
そんなわけでapoiさんとセッションするにあたって、こちらからは自作のエディットで良くできたと思うやつを。
apoiさんからは自作データの他、DLデータも出していただきました。
「きのこのワルツ」の原曲や、apoiさん自身が耳コピしたゲーム曲(すごい)とか、
いろいろ触れることができてとても楽しかったです。
精度が終わっているため一度も100点を取ることができませんでしたが、
apoiさんからのデータで★×9の譜面を初見ノーミスでクリアできたのでよしとします。
バンブラのエディットデータについての考え方って本当に人それぞれなんですよね。
大きく分けて、再現重視派とゲーム性重視派に分かれると思います。
再現重視派はバンブラと言う枠組みの中で、とにかく対象曲を忠実に表現することを目指すもの。
ゲーム性重視派は忠実に表現するよりも、明らかにプレイ不可能なところを除いたり、
暇なパートが出来ることに対して何らかの対策を講じたりといった、ゲームとしての楽しさを追求するもの。
ゲームに初期収録されている公式データや、任天堂が公式サイトで公開したエディット用楽譜とかは、
後者の考えに基づいて作られていると思います。
まあ、あっちはプロ集団で自分でアレンジもできるからそもそもスペックが違うという説はあります(
全パートノーミスクリアできるのは僕が自分で証明していますからね。
僕は(なまじ自分がそれなりに多くの譜面でノーミスがとれるので)ゲーム性重視派というか、
最悪理接できることを条件にエディットを作っていました(ただ、実際はすべての譜面でノーミス取得済)。
適宜簡略したり、別のパートに一部担当させたり。どうしようもなかったらデータ上転調を入れて無理やり打てるようにしたり。
暇パートも極力なくせるように、選曲を工夫したり、本来は別の楽器が担当するパートを持たせたりとか。
そんな感じで作って、自分で「楽しい〜〜〜」というのが好きでした(やり取りできる人が誰もいないので自分用です)。
エディットについての考えがひとそれぞれなので、「プレイアブル」についても評価が分かれるんですよね。
僕は少なくとも自分が理接できないとプレイアブルとはみなさないことが多く、
プレイアブルであることを自作エディットデータの最低条件にしていることが多いです。
一方、apoiさんは「自分が90点以上を取得できたパート」のことをプレイアブルと表現されていました。
その曲のすべてのパートで90点以上を取得するとディスクが金色になるので、
90点というラインは妥当なところだと思います。
その辺の話題とかにも触れながら、2時間ほどセッションを楽しんだ後、
お互いにいくつかのエディットデータを交換して、apoiさんとの通信が終了しました。
お付き合いいただき本当にありがとうございました!
次に合う時にはあの未完成データを完成させて持っていきますよ(何)
会場は16時まで借りていた、すなわち16時には諸々全て片付けて出ないといけないので、
出たゴミの整理等をしつつ、今回のオフ会でのラストプレイとなりました。
選ばれたのはもちろんJourney [Chapter 3]です。ラストはこれ以外ありえないですよね。
SKBさんが代表でプレイされているのを鑑賞しながら食べる鳩サブレーの味は格別でした……。
Discordからのログアウトも忘れないようにしながら。
16時になるとルーム管理者の方がやってきて、SKBさんが決済されて終了。
建物の入り口で締めの挨拶を交わし、忘れられない思い出となったオフ会が幕を下ろしました。
……いえ、まだ終わっていませんね。
ある人は言いました。「家に帰るまでがオフ会」だと。
ここからおみやげを買って家に帰る。最後の大ミッションがスタートしたのです。
大久保から東京に出るには、大久保から中央・総武線に乗り、
新宿以降のどこかで中央本線に乗り換えて東京、となります。
新宿で乗り換えてしまえば、あとは快速にでも乗っていれば着くので楽なもののはずでした。
しかし、この時中央本線で人身事故が発生していて、
東京方面への快速電車が運転見合わせになっており、中央本線経由で東京に行けなくなっていたのです。
帰路はあいすさんと一緒でした。
この時はカナリアの合作の話とか、あいすさんの作品数の話とかをしていたのですが、
そこで人身事故の案内が流れました。
都市圏に住んでいるとこういう人身事故等による運転見合わせとかがしょっちゅう発生するのか、
あいすさんは特に動揺することもなく、「あ、人身事故で止まってますね」みたいなことを僕にいいました。
新宿で下りて、あいすさんとはその先は別ルートになるのでそこでお別れとなったのですが、
別れ際に、「ここで乗り換えても東京に行けないから、このままホームで待って次の電車に乗ったらいいですよ」とアドバイスをしてくださいました。
しかし哀れ田舎者の僕、そのアドバイスの意味するところが分かりません。
結局ホーム連絡路まで下りてきて、そこで駅内放送を聞き、
「東京に行くならこのまま総武線に乗って秋葉原まで行き、そこで山手線に乗り換えるべし」という情報を得ました。
そして次の列車に乗りながら、「あぁ、あのときあいすさんがおっしゃってたのはこういうことだったのか……」と振り返るのでありました。
結局東京駅へは予定より30分くらい遅れて到着。
ただでさえ時間に余裕がなかったのにこうして大回りした結果、新幹線の出発時刻まで40分しかありません。
しかし、事前に何を買うか決めておいたので、多少迷いながらもどうにかおみやげを買ったうえで、
新幹線に乗り込むことに成功。その代わりに晩飯が犠牲になりました(^o^)
ちなみにおみやげは調べただけでもかなりの候補がありましたが、
最終的に東京駅限定であることと、母が食べそうなものであることを重視し、富士見堂の「東京鈴せんべい」にしました。
時間に余裕がなく焦っていたこともあって、間違って「銀の鈴せんべい(※)を2つください」と言ってしまいましたが、
店員さんは何も言わずに東京鈴せんべいを出してくれました(ありがとうございました)
※富士見堂があるのがグランスタ東京の「銀の鈴エリア」だったため混同してしまった
新幹線に乗ってしまえばあとは家に帰るだけです。さらば東京。
僕が電車に乗るとその時に限ってよく電車が遅延するのですが、今回はそんなこともなく、
ほぼ定刻に京都に到着。そこから乗り換えて家を目指しました。
完璧でした。最寄り駅が熊出没スポットだったことを失念していたのを除けば。
(徒歩5分ちょいくらいの距離ですがあまりにも怖かったので父に迎えに来てもらいました……)
家に着いたときには時刻は23時を回っていて、
そこから荷物を下ろしてシャワーを浴び、DiscordのグループDMに生存報告をして、
僕にとっての「2024新宿オフ」が、激動の3日間が終わりを迎えたのです。
次の日は案の定爆睡していました。しょうがないね。
完走(?)した感想としては、
・オフ会は超楽しかった!
・けど東京は人が多すぎて心が疲れるからしばらく行きたくないorz
・全体的に外国人がめっちゃ多くない?
でした。
【完】
No.368「Strawberry Walk」(第1部、投下番号20)
クソ長い前置きというかもはやオフ会レポートでしたが、それがようやくこの合作に繋がります(殴)
オフ会をやるなら参加メンバーで合作を、というのは常々思っていました。
会場にゲーミングPCが5台あるのだから、そのうち3〜4台くらいは遊ぶのに使って、
残りの1〜2台を使って手の空いたメンバーで作っていくみたいな形式を想定していたんですよね。
この手のオフ会合作はATiNQ*で2回ほどやりましたし、「カエルの鐘はいつまでも」もそうです。
概ね、後者のノリを踏まえながら選曲等を考えていくことに。
今回のオフ会の発起人はSKBさんと僕なのですが、
オフ会合作向けの選曲はapoiさんも関わっていました。
「私が曲候補を出してもいいんですよね?」みたいな感じだったので、
自分の中でどういう感じの曲が適切だと考えているかを伝えて、
それに基づいて選んでもらった形になります。
今回、僕がオフ会合作向けの選曲で重要だと思っていた点は、
・長すぎず、短すぎない
→2分半前後が目安、3分を超えるとちょっとつらい
・採譜が難しくない
→採譜がガチな方ばかりではないし、当日は最悪作譜にイヤホン等が使えない可能性もあったので
・ノリや勢いで作譜しても破綻しない
→オフ会中ということで相当なノリ進行になることが予想されるため
などがありました。
この条件の中でapoiさんからは何曲か選んでもらって、
そのうちの1曲が「ミラージュ・ルージュに沈んで」でした。
これについては場外乱闘の方で詳述します。
結局、apoiさんに選んでもらった曲のうち1曲が、オフ会合作候補として正式に採用されました。
ただ、その曲はハードな感じでテクノな感じというか、「難しい譜面になる」属性を持った曲だったため、
難しい譜面になる属性を持たず、明るく気楽な感じの曲も候補としてあった方がいいかな、と思ったのです。
apoiさんからも「1曲よりは2曲ある方が幅があっていいと思います」というコメントをいただいたので、
自分の目線からどんな曲がいいかな、と検討を始めました。
Strawberry Walkに行きついたのは割とすぐでした。IchinoseSoundさんの曲は定期的にチェックしていたので……。
楽曲の長さは2分。曲調はいかにもという感じの、氏らしいポップスです。
僕的には、自然に作るとツール10〜15くらいになりそうな曲に思えました。
メロが非常に目立つので採譜もそんなに難しくないでしょう。ほとんどの箇所が16分までですし。
しかし、何よりも僕が注目したのはIchinoseSoundさんのコメントでした。
>気分が上がるお出かけソングです。 見慣れた近所の景色も視点を変えると別世界。
お出かけソング、だって? オフ会というテーマに完璧にぴったりじゃないか!
というわけで、これは是非オフ会合作でやりたいぞ、と思いながらapoiさんに共有したのですが、
apoiさんからは「こんなに”都合の良い”曲があるんですね(驚)」という感じのコメントをいただき、
こちらもオフ会合作の候補として採用されることになったのです。
で、実際にオフ会当日になったのですが、上のレポートでも書いた通り、
遊ぶのが本当に楽しすぎて合作なんかやっている時間がありませんでした(真顔)
加えて、ティックルさんが初日のみ参加だったこともあり、強行するにしても相当タイトだったため、
割と早い段階で「オフ会合作は終わってからやりましょう」ということになりました。
僕は2曲ともやる気でいたのですが、SKBさんから「いったん1曲に絞ったほうが良いのでは」という意見があり、
作譜可能期間等を考慮して今回はStrawberry Walkの方でやることになった、というのが合作の起こりです。
というわけで、オフ会合作はオフ会「記念」合作となったのですが、
方向性としてはいわゆるYorixiro形式で、好きなところまで作ってどんどん回していく形に。
新しく譜面を増やす(生やすと表現)のももちろんOKで、好き放題やりましょう、みたいなイメージでした。
ただ、生やすだけ生やしたのでは収拾がつかなくなって完成しない虞があったので、
生やせるのは7月15日までにして、それ以降は生えた譜面の完成に注力するようにしました。
終盤は完成させるために一部パートの作譜をこちらから斡旋しています。
一方、参加メンバー的に生えてくる譜面は多鍵枠が多数を占めるだろうという見込みがあり、
そうなると長月さんがまともに入っていけないんじゃないかという懸念が生じたので、
5keyに関してはちょうど8楽段あるのを利用して全員参加のリレーにすることを計画。
パート分けは「希望なし」という選択肢をOKにしたら僕以外の全員が「希望なし」になってしまったため、
完全にこちらの独断でパートを決めました。
長月さんとはこの時点で「夜明けの舟出」の合作を始めていたので、
裏で「5key以外にもできれば参加してほしい」みたいに呼びかけながら進めていきました。
僕はとにかくこういうのは参加してナンボだと思ったので、自分の可能な範囲で積極的に関わりました。
16譜面ありますが、そのうち12譜面に関わっていてメンバートップ。
担当セクション数も28(あいすさんとの合作パート含)でメンバートップです。
本当に楽しかったです。
以下、長くなりますが各譜面について生えた順に触れていきます。
(合作ページの個人コメントで誰も譜面について触れていないので……)
ABCDEFGHという表記がありますが、この楽曲のセクションで、それぞれ次のように対応します。
A:導入主題
B:Aメロ前半
C:Aメロ後半
D:Bメロ
E:主題前半
F:主題後半
G:ソロ
H:アウトロ
【7ikey / Grape】(開始:6/28 完成:7/31 担当:ABC+あいすさんとの合作としてGH)
自分の中でこの曲のイメージが7iもしくは11Wだったので、
サンプル譜面の意味合いもかねて合作始動時に生やした譜面です。
7chat合作的な考え方をするならCまで作るのがキリがいいので、そこまで作りました。
次のキリのいい地点はFで、そこまで誰かが拾ってくれたらGHはその人と合作したいな、と思ったのですが、
ティックルさんがEまで作って引き継いでしまったためその構想は崩れました。
その後、あいすさんがラストまで作ったのですが採譜があいまいな箇所がいくつかあり、
そこの手直しもかねて合作にしたら面白そう、と思ったのであいすさんに合作を提案し、それが通ったので、
結局GHは合作になっています。僕の着手が遅かったので完成は遅いのですが最後まで通るのは割と早かったです。
【11Wkey / Walnut】(開始:6/30 完成:7/17 担当:GH)
7ikeyの直後に僕が生やした譜面で、これもCまで作って引き継いだのですが、
初手がせいぜいDB☆3くらいしかないにも関わらず、「DB☆4〜5想定」として譜面を引き継いでしまったため、
後続のapoiさんがめちゃくちゃ難しくしてしまって難易度バランスが終了してしまいました。
その後、当初あったCまでの譜面は下位難易度に分離することになり、
この譜面のCまでのパートはぷろろーぐさんに埋めていただけることに。
そして改めて、ラストパートを担当した次第です。一番難しいパートにすることを目指しました。
Hではノート数は減らしつつ、運指を難しくして容易に回復させないようにしています。
ラストはTYを両方右手で取るのがよいでしょう。
【himsiyauz / hhhiomasua^】(開始:7/1 完成:7/1 担当:DEF)
かくして順調な滑り出しを果たした本合作なのですが、そんな中突然ティックルさんから飛んできたのがこれでした。
「オフ会合作だし1つくらい変なのがあっても云々」ということでしたが、キー定義を見た瞬間噴き出してしまいました。
最初は冗談抜きで「1」しか打てなかったのですが、幸いにも譜面自体は低難易度の走り出しだったので、
「この流れに乗るしかない!」と考え最優先で続きを作りました(真顔)
こういうのはやっぱりノリが重要ですからね。
その後、おそらく同じ考えであったSKBさんによってこの譜面は引き継がれ、結局その日のうちに完成してしまいましたとさ。
完成後、SKBさんといっしょにオブジェの向きとか矢印の色とかをどうすればいいか検討を行い、
最終的に現行の形になりました。この辺も現代だんおにの知見が凝縮されていますね。
なお、himsiyauzもhhhiomasua^も「引きます(引きますー)」のタイポです。はたから見たら意味不明なので一応補足しておきます。
【5key / Strawberry】(開始:7/6 完成:7/15 担当:H)
全員参加の通常リレーです。この譜面の担当を決めるにあたって、まず長月さん=ソロは確定だったので、
手前の主題にティックルさんとあいすさんを配置すれば、リズム譜の流れから長月さんパートが映えるかなと思いました。
あとは過去に別作品で「こういう中難易度の静かな部分を作るのが好き」というコメントのあったSKBさんをそういう場所に配置したり、
いろいろ調整した結果現行のようになりました。僕はどこでもよかったですがノート数などで遊べそうなラストを取得。
僕の担当になった時点で、各レーンのノート数のバランスが結構よかったので、
どんな配置でもいけることをいいことにガチで横揃えを狙いました。総数555はどっちかというとついでです。
謎すぎますが、やりたいことはできたので大満足です。kachiakchiakchiak,chia
【23key / Kabosu】(開始:7/9 完成:8/2 担当:なし)
ティックルさんが「難易度はなんでもよい」として生やした譜面でしたが、
その後のぷろろーぐさん→SKBさんの流れでオリゲ基準ですらDB☆7はありそうな内容になってしまったため、
僕の出る幕はありませんでした。代わりにあまりの高難易度に危機感を抱いて下を生やしました(謎)
一方裏でSKBさんらと、「この譜面はラストにティックルさんに行ってもらうのがきれいそう」ということから、
FGの2パートを誰か担当できないかなという話になっていて、apoiさんが手を挙げられたのですが、
結局apoiさんは体調不良でダウンしてしまい作譜不能になったので、ぷろろーぐさんに代行をお願いすることに。
せっかくの難23keyなのでゲージも重めにして、無事にDB☆8となりましたとさ。
【17key / Mango】(開始:7/10 完成:7/28 担当:D)
普段17keyはほとんど作っていないですが、形に出来そうな構想があって難易度もそこまで高くなかったので、
1セクションだけ関わってみることにしたやつです。オフ会合作じゃないとやっていないタイプの行動。
全体的にはこの難易度の17keyに関われる人が少なかったので、ぷろろーぐさんが終盤で再登場しています。
余談ですがこの譜面、隣接がかなり多いのでAlternateでプレイすると特に終盤がめちゃくちゃ難しいです……。
【11Lkey / Lemon】(開始:7/11 完成:7/13 担当:DEF)
SKBさんが何か譜面を生やすためにダイスを振った結果、「11」が選ばれたので、
11個のキーを使うキー種の中で11Lが選ばれたのですが、
11Lは僕の推しキーだし、初手がいい感じに技術系だったので嬉々として続きをもらいました。
作っているうちにテンションが振り切れてしまって二次元配置祭りみたいな譜面になってしまったのですが、
後続のapoiさんがいい感じに物量成分をトッピングしてくれたり、
全体的な技術重視の流れをアウトロで踏襲してくれたりしたので、今回のお気に入り譜面枠に。
僕もapoiさんも拾うのが早かったので、本合作の中でも早々に完成した譜面の1つとなりました。
【himsiyauz / himsiyauz】(開始:7/11 完成:7/15 担当:F)
hhhiomasua^は結局DB☆3くらいの、難易度的には導入レベルのものになってしまったので、
キーらしさを活かした上位譜面が欲しいよねみたいな話をSKBさんとしていて、
その辺を多鍵と言えば、なぷろろーぐさんにやんわりと振ってみたら作ってもらえました。
ぷろろーぐさんはABの2セクションの他、Eパートにもhimsiyauz配置を詰め込んだ譜面を突っこんでいて、
(僕もhhhiomasua^の方でEにhimsiyauz配置を入れているので)わかるなーと思いつつ、
間のCDセクションをSKBさんが埋めて、Eまで通っているという状況に。
この時点でSKBさんと、「GHは発案者のティックルさんに無茶振りする」ということを画策していたのですが、
ならFは誰がいくんだ、ということになってしまいました。
僕はhhhiomasua^の方でプレイ的にはいっぱいいっぱいだったためこちらの作譜に関わるつもりはなかったものの、
SKBさんから「Fをizkさんがやってくれるといい感じになるのでやってもらえませんか」と依頼されたので、
右も左も分からないまま手探りで譜面を作りました\(^o^)/ 思ったより難しくなっていなかったのが幸いでしたね。
コメントに書いた「SKBさんに唆されたりした結果」に相当するのがこの譜面なのでした。
その後、無事にFが埋まったので満を持してティックルさんに無茶振りをすることができ、完成しました。
結局謎キーも相俟って本合作を象徴するような譜面になってしまいましたね(^o^)
【23key / Orange】(開始:7/13 完成:7/28 担当:ABC)
上が凄絶な難易度になってしまったので危機感を覚えて生やした譜面です。
初手はDB☆2相当で、後半に難しくなってもDB☆3上限、くらいの難易度感にしました。
続きをティックルさんに拾っていただいたものの、ラストを作る人がおらず、
低難易度であることをいいことに23key制作経験のないMFV2さんにお願いしてラストを作っていただきました。
この後、MFV2さんには更なる無茶振りが襲い掛かるのですが、それはまた別のお話(?)
【11Wkey / Watermelon】(開始:7/14 完成:7/28 担当:ABC)
上位譜面の本来の導入部はこいつでしたポジションの譜面です。
この合作には2難易度ついているキー種がいくつかありますが、
一応(見誤っていたとはいえ)DB☆4〜5想定の譜面の入り出しのつもりで作ったので、
その中では難しめになっていますね。
長らく引き継ぎ手が見つからなかったので、難易度がそんなに高くないことをいいことに、
11Wkey制作経験のないMFV2さんにお願いして続きを作っていただきました(時系列はこっちの方が先)。
普通に面白い譜面が飛んできたので是非個人作でも11Wを作ってみてほしいですね。
難易度が高くないので拾いやすい譜面であることは間違いなく、あいすさんの手で完成まで導かれました。
【9Bkey / Banana】(開始:7/14 完成:7/28 担当:なし)
あいすさんが生やしたのですが、例によって引き継ぎ手が見つからない状況が続きました。
というか、SKBさんや僕の心理としては、僕らは他の多鍵に行くという選択肢も十分あるのだから、
拾いやすい9Bは他の人に向けて置いておいた方がいいかなというのがあったんですよね。
結局、Dは長月さんに無茶振りし、EFをMFV2さんが担当。
最終的にラストをSKBさんが取ってフィニッシュとなりました。ラストは僕よりはSKBさんが行く方がいいでしょう。
5keyや7key(後述)はともかく、9Bkeyは7keyの延長線上にあるとはいえ、
長月さんにとっては初制作のキーだっただけに、無茶振りに応えていただきありがとうございました。
【14key / Durian】(開始:7/14 完成:8/3 担当:EF)
ティックルさんがhimsiyauzのラストをどうするか考えていた時に副産物的に生えた譜面らしいです(何)
ティックルさんがCまで作り、その続きを拾う意思はあったものの、
Dはかなりいろんな譜面で担当してしまったので僕が行くのも微妙かなと思い、
様子を見ていたところSKBさんがDを担当されたので、僕がEFを担当することに。
しかしDがものすごく難しかったため、あおりを受けてEFも難しい……というか変な譜面になってしまいました\(^o^)/
その後、GHを誰が担当できるんだよみたいな話になり、便利屋ぷろろーぐさんか始祖ティックルさんのどちらかに、
拾ってもらえないか打診したらぷろろーぐさんが「興味あり!」ということだったので、
ぷろろーぐさんにお任せして無事に完成、となりました。これが本合作中最後に完成した譜面です。
【16key / Pistachio】(開始:7/15 完成:7/31 担当:GH)
16keyはhsvsjさんが考案されたキー種で、11Wの真ん中にVGBHNの5つを追加した形になっています。
ぷろろーぐさんは個人作としてもイベントに16keyを出しているので、ブームだったのかもしれません。
これがDB☆5〜6くらいあると誰が拾えるんだ案件となってしまうのですが、
幸いにも入門枠だったのでティックルさんや僕でも拾うことができました。
この譜面というかこのキー種に関わっているのはオフ会合作ならでは感がありますね。
【7key / Raspberry】(開始:7/15 完成:8/3 担当:なし)
「夜明けの舟出」の合作中に長月さんにお願いして生やしてもらった譜面です。
長月さんはこの時点では5key譜面以外一切に関わっていなかったのですが、
さすがにそれはちょっとやめてほしいなあという感があったので、関わってもらえてうれしかったです。
その割に僕はこの譜面には関与していないのですが、7keyの中難易度なら誰でも続きを作れるので、
僕としては他の多鍵や謎キーの方に関わっていたという形になります。
apoiさんが体調不良で本合作としては長期間にわたって離脱されていたのですが、
7key譜面のラストはその復帰後最初の譜面になりますね。
【12key / Peach】(開始:7/15 完成:7/29 担当:CD)
この時点でMFV2さんが1譜面も生やしていなかったので、やんわりと「何か生やしませんか?」と持ち掛けました。
走り出しの難易度、そして12keyの自由運指を考慮すると、この流れならCで後ろのベース(っぽい)16分を取れそう、
さらにDにある24分9連の効果音も、12keyなら下段の135246357できれいに取れそう、ということで、
割と早い段階で続きを作りました。その後はいつものようにSKBさんに拾ってもらって、
そしていつものようにラストどうするんだよ案件になったため、ティックルさんにお願いしました。
【9Akey / Apple】(開始:7/15 完成:7/28 担当:なし)
ぷろろーぐさんが、「多重押しOK、難易度は☆12+難になってもいいよ」という想定で始めた問題児です。
当初はEFであてがわれている難易度がAに来ていて、例によって誰も拾えなかったのですが、
終盤になってぷろろーぐさんが、冒頭を後半の主題に移動させ、難しくなるEFGを作譜しました。
しかし、それでも高難易度すぎて拾い手がいなかった状況。
そこにMFV2さんが「怖いもの見たさでどんな譜面になっているか見てみたい」とおっしゃいます。
結果的にMFV2さんはあまりの難易度に悶絶されるのですが、ダメもとで「これの冒頭作れませんか?」と吹っ掛けてみました。
無茶振りもいいところですがそんな無茶振りにもしっかり応えてくれるのがMFV2さんクオリティ。
「どうなるか全く保証できないけどそれでもいいならやってみるよ?」ということだったので、
冒頭からスタートして力尽きるまでMFV2さんに作譜をお願いすることに。
MFV2さんが力尽きた時のためにSKBさんが裏で待機していたのですが、
MFV2さんはなんとDまで作り切ってしまったため、SKBさんを温存することができたのです。
温存されたSKBさんは満を持してラストパートを担当できることになり、
一時期完成が危ぶまれた本譜面が完成したのでした。マジでMFV2さんのファインプレーです。
ゲージ設計も相俟って、比較的簡単なMFV2さんパートで稼ぎ、その後を耐えるいい感じのバランスになっています。
……以上、16譜面でした。冷静に考えて長すぎ。
でもそれくらい数多くのドラマがあったのですよ。
himsiyauzが目を引きますが、他もいろいろ面白い内容になっているので、遊んでいただけると嬉しいですね。
本作のゲージ設定について。
ゲージ統一……は難しいため、何通りかのパターンを作って譜面難易度毎に振り分けるようにしました。
基礎的なキー種は一般的なオリゲ(6:40のライフ制)で、それ以外は2:7、2:10、2:14のいずれかのノルマ制、がベース。
ただし譜面が難しいのに終盤の回復が多いものは例外的に1:7のノルマ制とし、
ノート数が違いすぎる9Aのみ、3:30のノルマ制でノルマ800という特殊仕様になっています。
ゲージの難易度は2:7<2:10<オリゲ<2:14<1:7という感じがします。
余談ですが、カスタムキー定義の際、譜面データには、
「charaX」「posX」のように、項目名の後ろにスペースを挟まずにそのままキー名称を表記して定義していきます。
16keyの場合、「chara16」「pos16」のような形になります。
しかし、himsiyauzは「himsiyauz」というキー名称なので、
「charahimsiyauz」とか「poshimsiyauz」とかの謎の文字列が現れていて笑えました。
あと、本作のhimsiyauzやSKBさんの「でましたいっとうしょう」をプレイして、
それなりにhimsiyauzというキー種を打てるようになった人の多くが、
「このキー意外と面白い」と評価されていたのが本当に面白かったですね。
今回は元ネタがhimsiyauzなので代替キーも別キーパターンもありませんが、
右手をYUI、H、Mから1つ右にずらしたUIO、J、<というキーパターンを追加した上で、
「9hkey」というように一般的な名称にしてもいいかもしれません。
表明コメント
apoi「鍵が閉まっているので開けて欲しいです!」(6/23 06:48)
SKB「今松屋です!」(6/23 06:48)
apoi「なるほどね」(6/23 06:49)
ツッコミどころ満載のオフ会の一幕です。
1日目の終了間際、2日目はいつから会場が空いているのかという質問に対し、SKBさんは
「自分たちが寝泊まりして会場にいるからいつ来てもらってもいいですよ」と答えました。
そして夜が明け、SKBさんら3人は「いつ来てもいいと言ったけどさすがにこんな時間(※朝6時半すぎ)には誰も来ないだろう」と思い、
朝食を摂るために会場近くの松屋へ向かいました。
一方そのころ、宿泊先のカプセルホテルの居心地があまりにも悪かったapoiさんは、
「いつ来てもいいと言っていたから今行っても大丈夫だな」と思い、ホテルから逃げるように会場に向かいました。
その結果、ちょうどSKBさんらが松屋に行っていて会場を留守にしているそのタイミングで会場についてしまったのです。
いつ来てもいいって言ったじゃん!
その時にDiscordでやりとりされた内容がこちらです。個人的には「なるほどね」という返しが好き。
結局SKBさんが1人で会場に戻り、鍵を開けてから松屋へ戻ったそうです。
その後、なぜか松屋が新宿オフのキーワードになり、MFV2さんも松屋で朝食を摂ってから会場に向かったのでした。
作品コメント「いつも見慣れた景色でも、お出かけ気分で眺めてみれば別世界!」
IchinoseSoundさんの、楽曲ページに書かれているテキストをもとに考えました。
難易度名
Strawberry / Raspberry / Grape / Apple / Banana / Lemon / Watermelon / Walnut /
Peach / Durian / Pistachio / Mango / Orange / Kabosu / hhhiomasua^ / himsiyauz
この曲が「Fruit Mix」というフルーツ曲盛り合わせのフリーBGMアルバムのうちの1曲という立ち位置であることから、
難易度名は果物で統一し、その中にいろいろネタを織り交ぜていくことにしました。
果物のチョイス時に考えた内容としては、
・全員参加の5keyは曲名になぞらえてストロベリーにする
・7keyは5keyに合わせて(?)ラズベリーにする
・メジャーなキーにはメジャーな果物をあてる
・9A、9B、11L、11Wについては、頭文字がABLWの果物をあてる+他で頭文字がABLWの果物を使わない
・14keyにはツノがあるので、トゲのあるドリアンにする
・16keyはhimsiyauz系を除いて唯一の非標準キーなので、他とは趣が違う名称の果物をあてる(ピスタチオになりました)
・23keyの上はカボスパイ(合作名義)由来でKabosuとし、下は柑橘繋がり+メジャーキーということでOrangeとする
・himsiyauzは「引きます」のタイポから選ぶ(上はhimsiyauz一択。下は個人的に好きだったhhhiomasua^にしました)
があります。
No.367「夜明けの舟出」(最終部、投下番号90)
長月さんとの2回目の合作です。
本イベントの大トリでした。
先の新宿オフにて、MFV2さんとぷろろーぐさんが9Bkeyでの合作の話をする場面がありました。
自分ごとではなかったので詳細はうろ覚えなのですが、
ぷろろーぐさんが「9Bkeyの作品を作ろうと思っていたんですよ」という話をしていたところに、
MFV2さんが乗っかってじゃあ合作しよう、曲はどうしますか? みたいな流れになったと記憶しています。
その流れを見ていたSKBさんが、唐突にapoiさんを合作に誘いました。本当に唐突で、1分でカップリング成立。
それを見ていた僕はなんか悔しくなり(?)、長月さんに流れ弾をぶちこみました(殴)
なんというか、クソ雑な誘い方をしてしまいすみませんでした。
長月さんとは感性が近いというか、作っているキー種と難易度が違いすぎるだけで、
大元にある譜面観は似ている、というのはUnleashの時にも言及しました。
そんなこともあって、合作自体はぶっちゃけ「曲さえあればいつでもできる」みたいな感じなんですよね。
前回はUnleashという最高の手札を僕が持っていたので、気兼ねなく誘うことができました。
今回は何もなかったのですが、まあその場のノリで(?)
その時に長月さんから、
「実は前々からizkdicさんと合作したいと思っている曲があるんですけど、許可がとれるか微妙なんですよね」
という話を聞きました。曰くサブスク限定で音源が配布されている曲ということで、
さすがにそれだと厳しそう、という話をしました。
オフから戻って。
ノリだったとはいえ自分から合作に誘ったので、5key映えかつ長月さん映えしそうな曲について、
自分なりに探りを入れてみて、結果いい感じの曲があったので提案してみたのですが、
その時に長月さんから
・オフの時に話題に上がった曲=「夜明けの舟出」の紹介
・ダメもとで許可申請を送ってみるので、もし通ったらいつか合作しましょう
という提案を受けます。
数か月前に片手5key通常〜発狂下位レベルの難易度見直しを勝手にやっていたこともあり、
作曲者のやどりぎさんはすぐに「つよさとやさしさ」に結びつき、そういえばあの曲もチップチューンだったなぁとか思いました。
同氏はフリーBGMとしての楽曲公開も行われていますが、確かに「夜明けの舟出」については、
SoundCloudではストリーミングのみ可能で、音源配布はpixivFANBOXにて支援者向けに行われていました。
僕は普段は(特に初の方が相手の場合は)自分が誘う側になっていることが多いこともあり、
「○○さんとこの曲で是非合作したい」と言うことはあっても、言われることはほとんどなかったので、
長月さんからどんな曲が飛んでくるのか、地味にめちゃくちゃ楽しみにしていました。
そして夜明けの舟出を聴いてみると、これがまたストーリー性のある曲で。
ストーリー性がある曲もチップチューンも好きな僕には当然のようにクリティカルヒットしました。
作譜者的な観点だと、音数が多いわけではないものの細かい音は多くて、
ストーリー性があると言えど4分半という長丁場で、ちゃんと展開性も考えないといけないし、
非常に工夫し甲斐があるというか、作譜のし甲斐があるなあと。
展開性のある作譜は長月さんも僕も得意とするところなので、本当に僕ら向けの選曲だったと思います。
他の方の曲で申し訳ないですが、僕がこの曲を聴いて真っ先に頭に浮かんだのが、
「Can't Stop Our Noise」みあるなあということで、この時点からエンディングのイメージをもっていたのかも。
夜明けの舟出がBPM(90→)150→240(120)なのに対し、Can't Stop Our Noiseは150→244で、
その観点でもめっちゃ近かったです。
まあ、実際の曲の雰囲気は「チップチューン」という要素以外はそんなに近くなかったりしますが。
かくして、長月さんから素晴らしい曲を紹介してもらったものの、なにはともあれ許可をいただけてからです。
とりあえず1週間くらい待ってみて、ダメだったら今回は見送って僕が出した曲にしましょうということになりました。
しかし、実際のところ1週間どころか1日も待たずに許可をいただけた上に、
音源ファイルの提供+BPM・拍子情報まで共有していただきまして、2人して恐縮していましたとさ。
本当に、許可がいただければ御の字くらいのダメもとだったのに。ありがたい限りです。
さて、今回の作譜はUnleashの時と比較すると、細かい音が多かったことに加え、
フリーズの量が多く終端位置の吟味が必要であったことや、そもそもの作譜分量の多さもあり、
全体的に苦戦しました。今回僕が提出した合作群の中では「謎」と並んで大変だった印象です。
合作パートの分量も多いですが、これは単純に曲の長さに由来していると思います。
自分の中でのイメージはツール25〜30くらい(完成譜は30.60)、
長月さん基準だと☆11〜12にいる面々にだいたい21〜23くらいの難易度がついているので、
その辺かなみたいなイメージは事前に共有していました(完成譜は22になりました)。
そして冒頭の1分ほどある合作パートで難易度のベースを作ることになったのですが、
長月さんの譜面はこの時点でだいぶ詰め込まれていて、「マジ?」となりました。
これは単純に僕が曲に対して大げさな展開をさせがちというか、
長月さんは「彩度が高い」と表現されていましたが本当にそういう譜面を作りがちで、
特に曲が長い場合、一番の見せ場のために他を抑える傾向があるので、
上の難易度を据え置きにして下の難易度を底上げするような形にしたら、
長月さんの譜面みたいになるのかな、と思いました。
今回はこの部分を僕の展開ベースでいくことになったので、彩度高め進行になりましたね。
ちなみに、今回は僕が長月さんの構成に全力で乗っかる気だった最難関パート以外のすべての箇所で、
お互いにベース譜を作った上で合作譜の検討を始めるようにしています。
僕らの作り方的に、そっちの方が比較しやすく、いろんな配置案を出しやすいと思ったので。
概ね、お互いに譜面を作ってから主に長月さんがどっちを基盤にして組み立てるか判断し、
基盤にしない方からエッセンスを抽出+配合して投げてもらって、それを僕がいろいろやるみたいな流れでした。
どちらを基盤にするかは都度検討だったはずなのですが、
結局最難関パート以外、すべての箇所で僕のベース譜が合作譜の基盤になってしまいました\(^o^)/
そのせいで最難関パートにおける「長月さんっぽさ」が際立つ形に。
ちなみに最難関パート後のところは長月さんのベース譜よりも僕の方が密度も難易度も高かったので、
彩度云々とは別の話というかただの偶然ですね。
最難関パートについては手前の個人パートからの流れで長月さんにベースを作ってもらったのですが、
初案は難易度が高すぎて僕が吟味できませんでした\(^o^)/
結局難易度を少し下げてもらった版の2案を作ってもらって、それを元に低速で取り方を確認しながら、
ナーフ前から配置を引っ張ってきたり別の配置を新しく入れたりしています。
SKBさんエディタの「音楽を流す機能」「再生速度を変える機能」がとても便利でした。
個人パートは例によっていろいろやりましたが、
全体の調和というか、譜面内で形作られているルールみたいなのを破らないよう細心の注意を払いました。
顕著なのがフリーズの終端位置で、各パートで差異が出ないよう2人して緻密に検証しました。
僕パートはおにぎりがやたら多くなり、それが波及して全体のおにぎりの多さもかなりのものになりましたが、
そっちについては割と事故というか偶然の産物色が強いです。
今回の合作譜は日をまたいでやり取りすることが多かった……というか、
長月さんからの返答が朝にあることが多かったため、
僕が夜に案を出す→長月さんが翌朝に返答するみたいなシチュエーションが続出し、
「夜明けの合作」感がありました(何)
表明コメント「かにです(V)(・∀・)(V)」
izkdic「表明コメントどうしよう……」
長月「そうですね、前回が『巨蟹宮』とシンプルだったので、今回もシンプルに『かにです(V)(・∀・)(V)』とかですかね。。(」
作品コメント「まだ見ぬ明日へ」
まだ見ぬ世界へ、と迷って長月さんに案を2つ出したのですが、
長月さんからは「明日へ」の方がイメージに合っているという意見をいただいたのでそっちに決まりました。
難易度名「Departure」
出発。これだ! と直感的に思いついたやつ。
余談。
本合作のきっかけになったMFV2さんとぷろろーぐさんの合作は、最終的に「Stranger Love」に決まったようですが、
オフ会のグループDMを見ると候補曲に「Crazy Sweetie Glitter Candy Color」が挙がっていて、
もしこっちが採用されていたらオフ会メンバーの合作同士で曲被りになっていたんですね。
それはそれで珍しい現象なのでおいしかったかもです(?)
No.371「ミラージュ・ルージュに沈んで」(飛び入り、投下番号H)
今回の場外乱闘です。
先にも述べましたが、この曲はもともとapoiさんからオフ会合作向けの候補曲として提案されたものです。
オフ会合作の曲としては2〜3分程度で採譜が難しすぎず、勢い作譜でも破綻しないあたりが要件にありました。
この曲は「採譜が難しすぎず」に抵触すると僕が判断したのでオフ会合作としては没に。
izkdic「さすがにオフ会の場で作るには採譜が難しすぎると思います\(^o^)/」
apoi「そうですか? 難しいのってシャッフルくらいだと思うけど」
その一方、人によっていろいろアプローチできそうだから場外乱闘にいいんじゃないかと思いました。
冬に比べて夏は飛び入り期間が短く、場外乱闘の規模も小さくなりがちなので、
多少作譜難易度が高くても問題ないかな、というのがあって。
前年も「Swifter Charge!!!!」でやってますからね。
場外乱闘をするにはどうしてもまとめ役になるMFV2さんの協力が必要なので、
オフ会で「今回はこういうことをやりたいんです」みたいなことを伝えていました。
その矢先、ぷろろーぐさんとMFV2さんの合作談義中に、「polysha Soundcloud+α FreeDL Works」という、
polyshaさんが2次利用のガイドラインに合わせて、ここにある曲は権利的に問題ないよというのをまとめてくださった音源集があるんですが、
それの画面が出てしまいました(ミラージュ・ルージュに沈んでもこの音源集に収録されています)。
izkdic「あ、今回の場外乱闘の曲ってそこから選ばれる予定なんですよね」
ぷろろーぐ「え、どの曲ですか」
izkdic「3番です」
ぷろろーぐ「3番なら被らないので大丈夫ですね」
ここでぷろろーぐさんが見ていた曲が「Crazy Sweetie Glitter Candy Color」でした。
この曲が選ばれていたら別の意味で大丈夫じゃなかったですが、そうはなりませんでしたね。
そんなわけで、場外乱闘というかそもそも多鍵祭が始まる前の段階で、
今回の場外乱闘は大まかな方向性が決まっていたのです。
場外乱闘は大抵突発なので、今回みたいなパターンは非常にまれですね。
8月11日 午後11時01分。多鍵祭'24の1日目も無事に終わり、
ちょうどその時に席を外していたぷろろーぐさんが戻ってきて、
僕はふと場外乱闘のことを思い出しました。
オフ会合作がでた直後であれとも少し関係があるし、
人もまあまあ多くてMFV2さんもいらっしゃるからちょうどいいタイミングかな。
そう思って場外乱闘の話を切り出しました。そこからの流れはご存知の通りです。
ぷろろーぐさんの機転? により、今回はぷろろーぐさんの悪ノリが炸裂した新しいパターンになりました\(^o^)/
ぷろろーぐさんが「飛び入り、作りたいでーす!」と高らかに宣言したのですが、
それを誰が言い出したか、いつの間にか「選手宣誓」になっていたのが本当に面白かったです。
確かにそれっぽかったけど、あれを選手宣誓と表現するのはセンスがありすぎる。
楽曲については特にこれといった反対意見が出なかったのでそのまま採用となり、
レギュレーションは1人1譜面限定にしてしまうとSwifter Charge!!!!のように難譜面ばかりになってしまう懸念があったので、
下位難易度も作れるよう「1人1キー種限定」というものでいくことになりました。
そうしてBPM等も計測した上で準備が整い、場外乱闘本格始動! というところで、
誤爆でruiさんが一瞬だけボイスチャンネルに入室されました。
おそらく、「多鍵祭24」チャンネルを見ようとして、
その下にあるgeneralのボイスチャンネルをクリックしてしまい、誤入室してしまったのだと思われますが、
すぐに退室されたruiさんに対し、MFV2さんがすかさず
MFV2「ruiさん来たついでに飛び入り作らない????(だる絡み」
と、場外乱闘にruiさんを誘ったのです。
先述の通りこの曲はオフ会合作から流れてきたもので、それ以上の意図はなかったのですが、
改めて聴いてみるとruiさんの作品イメージにすごく合う曲で。
自分としてはruiさんがこういう企画に参加されているイメージがなかった……というかそもそも実際になかったのですが、
曲が刺さったためほぼ2つ返事で参加確定になりました。
普段参加されない方を巻き込むことができたという観点で、MFV2さんのファインプレーが光りましたね。
そんなわけで、いざ自分も作譜するフェーズに入ったのですが、ここで僕は頭を抱えました。
どうやって作譜しよう……(爆)
まずキー種を決める必要があります。
非常に賑やかな曲なので、そういうのが合う7iか、ラストのイメージが浮かんだ11Wか。それとも11Lか。
……この3つは自分の3大推しキーなので結局いつも通りじゃないかという話になってしまうのですが、
どのキー種にするかはそれなりに悩みました。
この時点で7iはgoeさんが取っていて、11Lはぷろろーぐさんが取っていて、11Wは誰もいませんでした。
ぷろろーぐさんから「11Lの自分の譜面が難しくなりすぎるので下の難易度を作るのはどうですか」と提案されましたが、
やっぱり11Wに誰もいないのが気になったので、僕は11Wをもらうことに。
その後、ぷろろーぐさんの譜面は★14相当の超難譜面になってしまいました。
キーを決めたはいいのですがこの曲、明らかに自分のいつもの作譜スタイルが通用しなさそうです。
僕は特定の伴奏楽器をフィーチャーしてそれをずっと追いかけつづけるみたいな譜面が好きなんですが、
賑やかすぎてそれができるような雰囲気ではありませんでした。
グレイッシュブルーとは別ベクトルの「これどうやって採譜しよう」になる感じ。
もう普段のスタイルは捨てて、ひたすら曲に任せて勢いで進めた方が曲に合うんじゃないか、
そんなことを考えた結果大まかな方向性が決まりました。
密度は上がる想定だったので移動は控えめにして、ドカドカやる感じを出したいな〜〜〜
とか思っていたはずなんですが、これ入れたいあれ入れたいとなるうちに移動も普通に難しくなってしまい。
結局、せっかく普段のスタイルから外れたことをやるんだから、
普段入れがちなTYを逆の手で取る出張配置を使わないようにして、組み立ててみることにしました。
その代わり[DT]や[2D]みたいな強めに傾ける配置を容赦なく使っていますし、
要所では[2S]や[L0]も出てくるので相当難しい譜面内容になってしまいました。
ちなみに作譜も大変でしたが採譜も大変でした(白目)
賑やかすぎて何分音符か分からないケースが多発。
そもそも最初のボーカルをシャッフルで取るかどうかすら人によって分かれているので採譜難易度の高さは明白です。
ちなみに僕は等速だと跳ねてないと思ったんですが、低速+24分メトロノームで確認したらほぼぴったりだったので、
僕の譜面ではシャッフルで取っています。生歌なので○分音符という概念がそもそもないとは思いますが。
7割くらいの部分で、「SKBさんエディタで0.5倍速再生して何度も何度も当該部分を聴いて、
聴こえたように譜面に起こす」というような作り方をしました。
そんな作り方だったので、最後に0.5倍速でテストプレイして意図通り作れているか確認したりとか。
(何か所か作れていなかったのでここで修正しています)
めちゃくちゃきつかったです。これオフ会合作としてやってたらどうなってたんだろうなあ(白目)
採譜難易度に加えて投下日程が終わって半分燃え尽きていたこともあって、完成が危ぶまれましたが、
どうにか譜面が完成。場外乱闘に出した個人制作譜面の中では一番きつかったです。
(Outernoidの11Lも大変だったけどあっちはまだ音が分かりやすかったので……)
そして、「下位難易度が思いつかない」という別の問題にぶち当たりました。
極論、簡単な譜面だけなら問題ないんですが、Normal難易度をどう作っていいか全くわからない。
僕としては複数譜面にするならEasyよりもNormal枠を入れたいと思っていたところで、
メイン譜面の作譜の結果「半分くらい燃え尽き」が「95%くらい燃え尽き」になってしまっていたので、
結局下位難易度の作譜は諦めて、高難易度1譜面だけになってしまったのでしたorz
最終的に、多くの人は1譜面のみ、一部2〜3譜面みたいな傾向になり、
いい感じに低難易度も入ったので1キー種限定というのは良かったと思います。
なんか1人だけ5譜面作っていますが、この曲で5譜面作れるのは割と真剣に意味がわからないです……。
アリーナの情報収集等でタスクが山積みになっていたSKBさんは締切当日の昼過ぎから作譜を開始し、
半ば縛コン(※概ね時間制限:2時間)状態で作っていましたが無事に完成(なんで?)。
どうにか「場外乱闘皆勤」を死守したのでした。
同様にMFV2さん締切当日の昼頃まで余裕がなく、そこから作り始めようとしたものの、
制作難易度の高さから断念し、整形に集中することに。
いくら時間がなかったとはいえ、MFV2さんが「個人譜面なし」というのはよっぽどの事態です\(^o^)/
余談ですが、作品イメージ画像は例によってdecresc.さんが爆速で作ってくださいました。
初案からいろんな方の意見を受けていろいろ追加されたりしているのですが、
「ガリガリいずく」という文言があります。いわゆるモリモリあつしさんネタ。
しかし僕はBMI30を優に超える肥満体型であったため、ガリガリとは程遠いのでした……。
今や僕の分身っぽくなっている、サムネイル画像の愛猫はガリガリでしたが
作品コメント
宣誓! 今回も、場外乱闘をすることを、誓います!
令和6年8月11日 多鍵祭'24 場外乱闘部
あの画像と一緒に出てくるコメントなので、選手宣誓になりました。読点は宣誓っぽくなるように。
後半部分は当初はありませんでしたが、あった方がそれっぽいので後から追加されました。
難易度名「Rot」
ドイツ語で「赤」の意です。「鏡」を表す「Spiegel(シュピーゲル)」の方がなんとなくかっこいいんですが、
僕の中ではこの曲は「Mirage」より「Rouge」の方が強いかなと思ったのでRotの方にしました。
ドイツ語なのはまあ、こんなサイト名をしているので。
そんなわけで作品あとがきでした。
ここからはイベントについて振り返ります。
今回は海外勢の躍進がひときわ印象的なイベントとなりました。
主にhsvsjさんとcirnoさんです。このお二人は9Akey Packageにも参加されています。
hsvsjさんは普段は17keyや33okeyを中心に活動されていますが、
本イベントではギミック付き作品を主体に幅広いキー種で活躍。
cirnoさんはもともと様々なキー種で作られていますが、その幅の広さを本イベントでも発揮。
僕の周り……というか、普段からボイスチャンネルに入室している面々の進捗を聞いている限りだと、
今回は消極的参加の方が多く、前回以上に(作品数的に)やばいんじゃないかと懸念しましたが、
実際は通常提出のみで90作品と、多鍵祭'21Rと並びこの形式になってからは過去最大の規模に。
これもhsvsjさんやcirnoさんの積極的参加が大きく寄与したと思います。
そんなわけで、今回は最終部をかなり豪華仕様にしました。なんと10投下17作品。
前回('23 Winter)では12作品だったので、それと比較してもかなりのボリュームです。
久々に終了予定時刻が23時30分になりました。
地味にこれまでは最終部に選出する作品は原則として各個人1作品まで(ただし合作+合作の場合のみ容認)にしていたのですが、
今回は「個人+合作」のパターンも許可しているので、その面でもボリュームアップしています。
……ところが、調子に乗って最終部に作品を選出しまくった結果、通常投下分のボリュームが少なくなってしまい、
イベント運営側から事前飛び入り作品の積極的提出を促す異例の事態に。
特に第2部が顕著で、あれの事前飛び入り作品をすべて消したらどうなるか、お察しの通りです。
こうなった原因としては9Akey Packageの規模を見誤ったという点があります。
今回は1作品あたりの時間が少なめで、9Akey Packageを除くとそんなにボリュームがなかったのです。
9Akey Packageはそれだけで84分に及ぶプレイ時間を持っています。
「どうせ一度に投下するしかないから」と思って注意深く見ていなかったのが敗因でした。
あと、今回の投下順で問題があったのは最終部に合作を選出しすぎたという点ですね。
最終部までに合作は4つしかないのに、最終部だけで7つあるのはさすがに選びすぎです。
(でも今回合作に面白いやつが多かったんですよ……)
そのせいで最終部開始時点で1作品も出ていない名義が大量に発生してしまいました。
今回行った変更点として挙げられるのは18時の投下枠を撤廃したことですね。
18時の投下枠は全体的に夕食の時間に重なってしまいます。
夕食の時間は人それぞれなので、せいぜい「この間に夕食を摂ってね」くらいの意味合いしか考えていませんでしたが、
イベントの盛り上がりという観点で見ると人が少ない時間帯となって不遇なんですよね。
その辺の話をSKBさんとしていたのもあって、試験的に18時の投下枠をなくす代わりに、
開始時刻を1時間早める形で運用してみました。
とはいえ、仮に作品数がさらに増えて現行の枠数で処理しきれなくなったときは、
18時の投下枠を増やすのと23時の投下枠を増やして24時終了にするのとではどちらがいいんでしょうね?
多鍵祭'23 WinterではSKBさんから「Prologue」「Epilogue」の2作品の提出があり、
それの対応に困ったというのは前回のあとがきで書いたのですが、
今回はgoeさんから「おとぎ話プロローグ」「エピローグ」の2作品の提出がありました。
これについてはgoeさん自身が「もう一度同じことをしたらどうなるかなと思ってやってみました。」と書かれているように、
前回のSKBさんの当該2作とは非常に性質が近いものとなっていて、具体的には、
・プロローグ、エピローグともに同一の作曲者である
・エピローグがその時に行われたパッケージ企画と同じキー種(今回は9A)である
・エピローグを大トリに据えることができない(※)
などが共通点になっています。
(※)
Epilogueについては、前回のイベントでSKBさんが大トリに行っている(歌声リフレイン)ことから×。
エピローグについては、大トリ属性を持っていないので×。
大トリ属性というのは要するに、この作品でイベントが締まるかどうかでということです。
この手のあっさりした感じの作品はよほどの根拠がない限り大トリには不向きだと考えています。
(まあ、個人的には「エピローグ」という曲にあんまりエンディングっぽさを感じなかったのですが)
そんなわけでgoeさんから「9Aパッケージの後の特別投下枠で投下せよ」という圧を感じたのですが、
まあそれでも破綻しないですがなんか手のひらの上で踊らされているような感じがしていやだったので、
今回はCieさんが別のエピローグを出されていたことをいいことにマルチエンディングにしてみました。
ちょうど「再出発」に相当する作品もあったのでちょうどよかったです。
結局、投下順の類は(ラストに限らず)ある材料でなんとかしないといけないのが難しいところです。
今回それを顕著に感じたのがボスラッシュ(第4部の3回目)でした。
Witchcraft Masterはやっぱりボスラッシュに置きたいので、ボスラッシュ自体は入れたかったのですが、
特に7keyの素材が少なくて頭を抱えていました。
事前飛び入りを除いた場合、7keyの中で一番難しい譜面は鏡の国のアリス症候群という有様で、
ボスラッシュから7keyは消え失せ、代わりに「謎」がボスラッシュ入りしているという状況だったのですが、
事前飛び入りで発狂7keyが増えたのでその周辺をとっかえひっかえして現在の投下順になった次第です。
初案からは結構変わってしまいました。「謎」は実効時間14分を超える、投下順的には非常に重い作品なので、
安易に入れ替えればいいみたいな話ではなくなってくるんですよね。
そんなわけで紆余曲折のあった投下順でしたが、
今回の配置に恣意的なものを含む作品群は以下の通りです。
5. ユルーン&タルーン / hsvsj
普通の5key作品なので。
次に事前飛び入りで(本当の意味での)普通の5key作品が出てくることも含めてのネタ枠。
加えて、hsvsjさんのギミック作品のチュートリアル的ポジション。
6. トヨクモノ / しょーでん
13. Stargazer / しょーでん
しょーでんさんの独自オプションに関する説明を兼ねた作品なので、
極力早いタイミングで放出。番号に意味はない。
7. 鏡の国のアリス症候群 / tahc7
7chat合作ということでこの位置。
10. ☆をかけるアドベンチャー2 〜 forever friends, beyond the stars! 〜 / SKB
11. ☆をかけるアドベンチャー2 〜 forever friends, beyond the stars! 〜 / 長月
曲かぶりはとりあえずここに送り込まれます。
というか1がだんおに未出なのに2でなぜ被った。
14. ライアーダンサー / cirno
31. ICE CANDY SWORD / Peach Blossom
それぞれ多鍵祭'23 WinterでのMFV2さんの作品、多鍵祭'21での蒼宮あいすさんの作品と同じ番号。
ちなみに前者はよかったが、後者を31番に置くためにけっこう無茶なことをやった。
17. 993 / hsvsj
17key枠。
23. ミニャルディーズ / ショウタ
23key枠。
58. おとぎ話プロローグ / goe
3日目のプロローグ。
第4部第3投下
恒例のボスラッシュ。最初の2作が5key→7keyなのを含めても同じ。
70. b1oody crad1e / chip
番号に意味はないが、chipさんの関与する作品の中で3番目に投下している。
chipさんの自サイトでの採番はイベントで公開された順であり、
3番目に投下されると自サイト作品番号を111にできるため、そこに配慮した。
72. Witchcraft Master / ショウタ
ボスラッシュを今回も入れようと強く思ったきっかけになったのがこの作品。
74. 走り出せ世界 / ショウタ
走り出せ最終部、ということで最終部の初回投下。
75. ご注文は? / Peach Blossom
76. Crazy Sweetie Glitter Candy Color / Lunar Glaciate
ご注文は?→ねるねるねるねというネタ。
77. ノウナイディスコ / いしころ
78. 39転調 / Code Scripae
apoiさんがいしころさんの5keyを絶賛されていたので、そのつながりでセットにした。
39転調を39×2=78の場所に置くためにこの位置。
79. HONEY BEE CRASH! / rui
80. 夢でまたあえたらなあ / iskbic
9Aと9B。
81. かゆいかゆい / Tennepathy
この作品はここ(最終部前半ラスト、休憩前)しかありえないっしょ。
88. 僕たちの旅とエピローグ。 / Cie
89. エピローグ / goe
エピローグ特集。
続いてプレイヤー企画について。
例によって17日(土)にはアリーナバトル、18日(日)にはスピードツイスターという、いつもの2本仕立てでした。
今回もアリーナ側は司会兼サポートスタッフとして、スピツイ側はメイン役として関わっています。
アリーナは、今回からSKBさんの通常参加がなくなり、
タイトルホルダーとして優勝者との対戦を行うことが計画されていて、
その選曲として「どの作品でのバトルが見たい?」という趣旨でのアンケートが取られました。
タイトルマッチの選曲候補を公募するというのはすごくいい案というか、うまいこと考えるなあと思いました。
話題性があって面白いし、選ぶ方からしても候補が結構絞られるのでやりやすいのですよ。
参加者としては今回は初戦敗退に終わりました。
タイトルマッチ後、エキシビションという形でもう1試合させてもらいましたが、そちらも敗退でした。
以下、各試合を振り返ります。
1回戦:vs decresc.さん
・キラキラお星さまにのって[Advanced](7)
・Gambles[ANOTHER](9A)
・39転調[CONSONANCE](11) ←decresc.さんBAN
・ゆめゆめらんどりー[Hard](12)
・Strawberry Walk[Kabosu](23) ←izkdicBAN
敗退理由:処理落ち
DB☆8の23keyでdecresc.さんにかなうわけがないのでBANは即決。decresc.さんはここで自作品をBAN。
ゆめゆめランドリーは通称InsaneLaundryと呼ばれる激ヤバ地帯があり、
そこはNキーロールオーバーじゃないとどうしようもないのでこれで負けるのは已む無し。
一方、Gamblesとキラキラお星さまにのってはぶっちゃけ負ける要素がないというか、
後者に至っては心臓勝負と言われる、精度勢同士のバトルならシャキンを出した時点で負け確定するみたいな譜面。
当然僕も楽々APを取れる譜面ですが、ここで処理落ちが発生し3ミス。他はもちろんAP(9落ち)。
decresc.さんは8落ちのスコアだったため、あえなく敗退しました。
エキシビション:vs すずめさん
・僕たちの旅とエピローグ。[VeryHard](7)
・夏の終わりのフェアリーダンス[Normal](9A) ←すずめさんBAN
・Sugar Plum Fairy[Candy](9A)
・Wonder Facility[Hard(Lv.21)](11L)
・Strawberry Walk[himsiyauz](himsiyauz) ←izkdicBAN
敗退理由:処理落ち
himsiyauz(キー名の方)は僕は全然打てないのでこれも即BAN確定でした。
この選曲は地味に結構僕有利な形になっていて、実質エピローグ以外のすべてが精度勝負になるし、
エピローグも上手い人同士だったら精度勝負になりうる選曲だったでしょう。
すずめさんは現時点で唯一Sugar Plum FairyでPFを取っている方ですが、一発で取るようなものでもないし、
精度加味ならおそらく大丈夫でしょう。フェアリーダンスが残る方が怖かったです。
実際の結果はSugar Plum Fairyで処理落ちが炸裂し、処理落ちだけで11ミス(失点33)。
すずめさんとの点差は17だったので処理落ちのために敗北。
エピローグは実力的に勝てず、Wonder Facilityは意地のAPで見どころを作りました。
エピローグだったらいくら処理落ちしてくれても問題なかったんだけどなー……
「敗退理由:処理落ち」というのは「本来なら勝てたのに」みたいな、負け惜しみっぽく見えるので連呼したくないんですが、
実際そうなんだからしょうがないんですよね。
ただ、6月あたりからプレイしていて変なところですっぽ抜ける現象が多発していたので、いやな予感はありました。
もうPCが限界だったのかもしれません。
結局、今回のアリーナバトルはPCを買い替える強い動機付けを僕に与えてくれたのでした。
スピードツイスターについては、これまたSKBさんとの雑談中に話題があって、
「ゲージ変更を禁止にする代わりにFailedは通常の4分の1くらいの素点にするのはどう?」という提案を受けました。
あとがきにおけるSKBさんの出現頻度が高すぎますが、それぐらい普段から通話しているので……。
たとえば、3000ノーツくらいあってノルマ制92%くらいの譜面、というのは最近だと普通にありますが、
そういう譜面でFailedした場合、回復判定数を仮に2400(80%)だとすると、
SKBさんが提案するルールに沿えば素点は600となります。
600もあれば特に短めの多鍵譜面相手だったら十分戦えるので、十分あり得る設計でしょう。
ただ、SKBさんは(よほどのことがない限り)Failedにならない多鍵ガチ勢です。
今回の提出作品を見ていて、そこまで多鍵に通じていないプレイヤーにとっては、
これでゲージ変更禁止にするのは相当つらいんじゃないかと思いました。
というわけで、ゲージ変更禁止の方は見送って、Failed時に回復判定の20%を素点にする方針に。
20%にしたのは暗算で計算しやすくするためです。倍にして1の位を消せばOKですからね。
この辺はどうしてもやってみないと分からない部分がありますが、
仮に微妙だったら次回元に戻せばいいだけなので、やってみることは重要です。
実際にそうしてみた感想として、今回はライフ制しか搭載されていない多鍵ヤバ譜面が割と多く、
なすすべもないまま即死してしまうと素点が数点〜数十点しか得られないみたいなことが発生。
むしろ最初に考えていた「難しい譜面で粘った結果死亡、でも素点がっぽり」みたいなケースは少なく、
このルールの良さを活かすことがそんなにできませんでした。
であれば、「Failed時は素点0」の方が分かりやすいし、
地味に素点0はMaliceやMod 100とのネタ的な方向のシナジーがあるので、
次回はこのルールは撤廃するでしょう。「ゲージ変更許可」とのどちらかだけで十分だったのかもですね。
まあ今回はゲージ変更禁止でも大差なかったかもしれないですが……。
アリーナの煽りを受けてか、decresc.さんの鶴の一声(?)でこちらでもエキシビションをやることに。
今回の優勝者はSKBさんだったので、SKB vs izkdicとなりました。
僕は相変わらず処理落ちでスコアが終了しましたが、スピツイだしどうせフルコンとれるような譜面でもないので問題なし。
一方のSKBさんはエキシビションなのをいいことに、SuddenDeathを付けてAPしつつ、
ミスを警戒してFastを量産するなどのことをされていました。まさしくやりたい放題。
で、チャンスカードの結果僕が逆転勝利してしまいました\(^o^)/
本当になんなんでしょうね。というかこれ毎回やることになるんだろうか。
今回もタイポは面白かったです。
個人的に好きなシーンをダイジェスト的に紹介します。以下引用+一部補足。
【Scene1】19時58分 開始前
(ぷろろーぐさんが7chatに入室する)
すずめ「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!」
【Scene2】20時45分 予選第1試合:SKB vs decresc.
izkdic@STAFF「SKBさんはチャンスカードを1枚引くことができます。引きますか?(引く場合chanceと発言)」
SKB「とりあえずhimsiyauz」
(SKBさんが引いたカードはMalice)
ぷろろーぐ「あ^−^」 ※「あー」の意
ぷろろーぐ「やばあおccはった」 ※「やば煽っちゃった」の意
ショウタ「(^-^)」
chip「今日のぷろろーぐさん一生煽ってる」 ※この前にも「おおおp^^」(おおおおーーの意)などのタイポがあった
decresc.「タイポの打率高すぎません?」
SKB「o^-^o」
すずめ「^−^」
Cie「シミュラクラ現象だ(絶対関係ない)」 ※シミュラクラ現象:点や線などが逆三角形状に配置されていると、それが顔に見えてしまう現象
chip「・。・」
長月「∵」
SKB「-_-」
ぷろろーぐ「0980」 ※「ー0ー」の意
ぷろろーぐ「これは顔じゃないな」
長月「4点あるけど」
【Scene3】22時01分 予選第5試合:apoi vs ぷろろーぐ
izkdic@STAFF「ぷろろーぐさんはチャンスカードを1枚引くことができます。引きますか?(引く場合chanceと発言)」
ぷろろーぐ「kihmiasua」 ※「引きます」の意
ぷろろーぐ「cxhance」 ※「chance」の意
(ぷろろーぐさんが引いたカードはScore+1000)
ぷろろーぐ「yosiyosiyosiu」 ※「よしよしよし」の意
apoi「詠唱ずるい」
長月「いやー本家は違う」
izkdic@STAFF「apoiさんはチャンスカードを1枚引くことができます。引きますか?(引く場合chanceと発言)」
apoi「真似してみよ」
apoi「cahcne」 ※「chance」の意
apoi「cahnfe」 ※「chance」の意
apoi「chnce」 ※「chance」の意
(apoiさんが引いたカードはScore-250)
すずめ「変なことするから……」
Cie「本家でないとダメか」
apoi「参りました タイポの勉強して出直します」
最後に、今回のお気に入り作品を載せておきます。1人1作品縛りで。
ちなみに明示していなかったのですが、合作は縛りには入れていません。
21. Avontuure / Cie
ε. Flower kiss / すずめ
34. でいどりーむ / SKB
42. pussycat / 蒼宮あいす
74. 走り出せ世界 / ショウタ
76. Crazy Sweetie Glitter Candy Color / Lunar Glaciate
79. HONEY BEE CRASH! / rui
81. かゆいかゆい / Tennepathy
譜面だけに注目した場合、一番好きだったのは「Flower kiss」でした(譜面だけに絞らないと確実にアレになっちゃうので……)。
14ikeyの新天地が垣間見えてとても面白かったです。事前飛び入りだけど。
2000行に達したところで今回は以上です。また多鍵祭'24 Winterでお会いしましょう!